アメリカやドイツなどで働ける可能性
日本だけにとどまらず、スキルアップを目指して海外でも活躍してみたいという人は国際薬剤師を目指してみることをおすすめします。日本の資格だけではなく海外でも資格が必要になりますが、年収アップなどが目指せます。
海外で働くことで期待できるメリット特にアメリカやドイツをはじめとする国々で国際薬剤師として働くと、様々なメリットを期待することができます。第一に年収が今よりも高くなる可能性があります。この職種における日本の平均年収が約534万円であるのに対し、アメリカでは約1190万円と日本の2倍以上になります。
またドイツであれば約669万円で、日本よりも高いことがわかります。特にアメリカではこの職種の社会的地位がたいへん高く、そのことが給料に反映されています。公的な医療保険が整っていないアメリカでは病気になると医師のところに行くのではなく、薬局に行って薬を処方してもらうことが一般的です。
医師と同じような働きがあり、社会的地位が高くなっています。
アメリカやドイツでは日本よりも年収が高いというメリットの他に、知識やスキルを向上させることができるというメリットも挙げられます。これらの国々では日本よりも薬学が進歩しており、日本で働いていたときには知り得なかった知識が身に付けられます。
これらの国々では日本よりも専門的で高度な業務を伴うためで、それに比例して責任も大きくなります。また、日本ではまだ認可されていない病気の新薬やワクチンがすでに取り扱われていたりして、業務上それらの知識が必要不可欠になります。
日本で働いていたときには知り得なかった様々な知識が必要になり、常に新しい情報を手に入れる姿勢が大切になります。
これらの国々で働くことにはメリットばかりがあるのではなく、デメリットもあります。アメリカでは医師と同様に処方権があり、高額な年収が保障されています。これはすなわち医師と同じだけの責任があるということになり、薬の選択から投与量までのすべてを自分で決めなければなりません。
ミスすることがないように注意する必要があります。また薬学が進歩しているということは、日々学ぶべきことも多くなるということです。仕事が終わって帰宅した後や休日にも新薬に関して勉強することが必要となり、勉強が嫌いな人であれば難しいと感じられるかもしれません。
さらに高い語学力や高額な授業料の支払いも必要になります。