2017年12月31日

しっかりと知識を得てスキルをあげましょう

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薬剤師のかたのスキルアップの仕方は様々です。大学の薬学部をご卒業され、難しい国家試験に合格した時点で一定の薬剤知識や調剤技術は備えているということですが、薬剤の専門家として仕事をしていく上で必要なスキルはそれだけではありません。調剤薬局や大手ドラッグストアチェーンなどの販売員として仕事をする場合、患者様に的確に医学的なことや薬学的なことをアドバイスし、安心して薬剤をご利用いただけるような丁寧な接客が必要になります。分り易くお薬の内容や効能、またお身体のことなどをお話するコミュニケーションスキルも必要であり、総合的な能力が薬剤の専門家として必要であるということです。そのためには現場で経験を積むことも大切ですが、本を読んで知識を集めることも当然求められられます。薬剤の世界も日進月歩ですので、最新情報や技術はどんどん生まれています。大学で得た知識や技術だけをいつまでも使い続けているわけにはいきません。常に最新の知識で患者様に向き合うことが、正しい接客になります。医学関係や薬学関係の新しい本を読むことは、習慣にしておかなくてはなりません。また薬局は一般のかたにとって最も身近な医療機関ですので、気軽に訪れることができる環境づくりも大切です。薬剤に関する書物だけではなく、接客やコミュニケーションに関するビジネス書籍や、空間の居心地の良さを向上させるスキルに関するノウハウ書籍なども、薬剤師の方は読んでおく必要があると言えるでしょう。その読書経験は職場の仲間や上司、また大学時代の同期の方々と共有しあい、話し合いの素材として利用されるとよいでしょう。ひとりで黙々と読書量を増やしていくだけではなく、書籍で得た知識をアウトプットしていくことも大切です。仲間と知識を共有しあい、現場で活かすことができて初めて読書の価値は発揮されると言えます。また仲間と読書に関するお話ができれば、有用性の高い書籍をたくさん読むこともできるでしょう。