2017年11月14日

漢方薬など幅広い薬学知識を学ぶためにも

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大学の授業では毎日たくさんの医薬品知識を詰め込みますが、社会に出てからも新しいお薬の知識を増やすなど、常に勉強をする必要のある国家資格です。西洋医学の医薬品だけではなく、中には漢方薬を処方する病院もありますし、どんな処方箋にも対応できてこその資格であり、応えられる人材であるように努力も必要になります。

中国のお医者さんという意味とは異なるもの

薬剤師としてのスキルアップ方法のひとつとして、中医師の資格を取得することもできます。あまり耳慣れない言葉だけに、中国のお医者さんの資格の取得と勘違いをしやすいですが、中国医の資格が取得できるものではありません。

特に漢方薬局で勤務をする人などは、より深く漢方薬を学ぶには、スキル向上とも合わせて最適な資格です。医薬品の国家資格取得時のように、6年制の薬学部へ通うような時間とお金は必要なく、通信教育で取得できます。

名前からして日本の医学部へ進学するような印象ですが、普通に仕事をしながら通信教育で学び、資格取得を目指すことができるので、ライフスタイルを大きく変えることもありません。

未病先防の実践できる人材という位置づけも

薬剤師がスキルアップのために目指せる国際中医師のレベルですが、漢方薬を適切に運用できるレベルです。日本の病院で医者として勤務して、患者の検診や手術を出来るわけではありません。

中国には伝統医学があり、そこでは数多くの漢方薬が使われていて、治療のために適切な漢方薬が用いられています。病気が表面化する前の予防にも力を入れているのが、中国の医療のスタイルであり、漢方医療でもあり、未病先防の実践できる人材です。

あくまでも日本国内では、医師資格を取得しているとは認められませんので、医大卒の医師免許取得者とは立場は大きく異なります。薬学の世界で漢方薬処方の際に、知識を活かすことはできますので、賢く活かすことです。

資格取得をすることで漢方医療の専門家という役割に

薬剤師スキルアップとして中医師取得をすることは、漢方医療の専門家という役割です。認定資格となり世界規模での範囲ですし、治療や診断に薬の処方などの活動になりますが、国内では医者ではありません。

漢方薬に関してしっかりと学ぶことができますので、調剤薬局や病院での薬の調合や、患者さんへの服用指導の際にも、より深くわかりやすい説明をしやすいです。深く学び自分が納得を出来ると、人に説明をするときにも、誰もがわかりやすい言葉選びをしやすくなりますし、難しいと受け止められやすい漢方薬を、理解しやすく伝えられるのも、患者さんのためになります。

西洋医学も素晴らしいですし、東洋医学も素晴らしい面が多く、古くから使われる漢方薬は、学ぶほどに力の大きさを知ることができますし、仕事に知識が生かせる資格です。