薬剤師がするダブルワークの目的とデメリット
ダブルワークをするための理由には、どんなものがあるのでしょうか。一つには、収入増であったり、もう一つにはスキルアップを目的するものがあります。メリットがある一方で、デメリットもありますので、それぞれのポイントを見ていくことにします。
薬剤師が兼業するケースの主な理由とは兼業をする薬剤師が多いと聞きます。いわゆるダブルワークですが、本業に加えて別に日時に働く仕事を持っている状態を指します。主な理由は、収入を増やすためとスキルアップの2つです。
例えば、収入の面では、専門職ですので比較的、高めの水準なのですが、職場によってバラツキがあり、収入増を望む方も少なくないのが現状です。時間的な都合をつけやすい業種ですので、他の仕事と併せて二足のわらじを履くことも可能とも言えます。
もう一つの理由には、キャリアアップを望むケースです。業者によって新たに学べるスキルも多いからです。例えば、調剤薬局に勤めながら、ドラッグストア勤務をすることで、新たに接客やレジ打ちなどの実務を修得することができるからです。
2つの職場を持つことで得られるメリットには、第一に収入増を挙げることができます。空いた時間を有効活用することで、単純に月あたりの収入を増やせますので、多くの方がアルバイト、もしくはパート勤務の形態で第二の職場で勤務をしているケースがあります。
給与面で不満があるが、すぐには転職できない事情を抱えていると方には、向いているやり方です。キャリアアップの面では、すでに実務面に触れましたが、それだけでなく、本業とは異なる職場を選択することで、新たな知識を獲得する機会得ることができます。
調剤薬局に勤務することで、調剤に関する事柄や、保険や点数に関する知識に精通することができます。今後の転職活動を視野に入れたキャリアアップにもつながりますので有用です。
兼業よって収入面の状況改善やスキルアップを図れることが分かりました。しかし、メリットだけではなく、それに伴うデメリットもありますので見ていきましょう。第一には、オーバーワークによる過労に注意しなければなりません。
パートやアルバイトであっても、いったん就業を開始すれば、責任をもって行なう必要があり、労働時間が積み重なることで疲労が溜まります。本業に影響したり、体を壊してしまっては、本末転倒となりますので、しっかりとした体調管理が求められます。
また、そもそも本業として勤めている会社が、副業を禁止しているようなケースで、内緒にしたままで継続するのはお勧めできません。この場合、兼業が可能な職場に転職するか、あらかじめ許可を得てから始めるのが無難でしょう。