2017年08月23日

薬剤師のスキルアップに役立つこと

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薬剤師は自らの知識や経験をベースにして、日々開発され続けている新薬の知識やその他の知識を身に着け、スキルをアップしていかなければなりません。自己研鑽を推し進めていくために必要なことを見ていきましょう。PDCAサイクルを資格取得や業務改善に役立てていくことが肝要です。

PDCAサイクルを個人的に回すこと

仕事や物事を実践する上で、より良いやり方で進めていくために、PDCAサイクルを実践して改善しながら成長していくことできます。この手法を自らの業務改善やスキルアップを果たすために応用すると、さらなる効率アップが期待できます。

PLAN、DO、CHECK、ACTIONのことを指しており、それぞれ「計画」「実行」「評価」「改善」を意味します。計画によって目標となるゴールを決めます。ゴールがあることで、やるべきことが明確になります。

実行した結果を評価して、改善点を見つけます。このサイクルをぐるぐると回し続けることで、より良い状態へ改善されていくといった具合です。さらなるスキルアップを果たすための資格取得や、業務改善に取り入れることでより効率を上げます。

新たな資格取得に挑戦しスキルのアップを目指す

さらなる可能性を広げるために、新たに資格取得を目指すアプローチがあります。現在の基本となる国家資格に加えて、プラスアルファの資格を取得して業務の幅を広げる戦略です。

例えば、調剤薬局に勤めているならば、調剤報酬請求事務専門士などの資格の取得を目指すと、業務に直結した知識を身につけることができますので、大変に役に立ちます。保険調剤の基本を身につけるとともに、保険請求の計算の内訳を理解できるようになりますので、業務の幅を広げることができます。

現在の地位に甘んじることなく、積極的にキャリアアップをすることを指向することが大切です。その他にも取得できる資格や、取得に向けて挑戦できるものがたくさんありますので、自らのキャリアプランに照らして計画的に進めていくことがお勧めします。

ドラッグストアでスキルのアップを目指す

ドラッグストアへの転職をするケースや、すでに就業している方は、管理する立場としてスキルをアップしていく道があります。ドラッグストアでは、法律の規定により、管理薬剤師を配置することが義務付けられています。

薬品の在庫管理や品質の管理責任を負う立場となります。お店で働く従業員の管理や監督する立場でもありますので、通常勤務の形態よちも責任のある立場です。特に資格が必要というわけではあいませんが、従業員との良好なコミュニケーションや、医療保険についての詳しい知識など、必要となる知識や技能が多岐にわたります。

OTC販売となると接客などのスキルも求められることになりますので、店長候補などキャリアアップにつなげていくことも可能です。