薬剤師の仕事と製薬会社の求人に関して
日本の医療レベルは世界でもトップクラスですが、根底にあるのは人材ではないでしょうか。医師や看護師が優秀であるのはもちろん、薬剤師のレベルが上がっていることが医療を下支えしていると言われています。薬を使いこなすのが病院や調剤薬局の役目だとすれば、研究や開発に心血を注いでいるのが製薬会社です。
表に出てくる派手な仕事ではありませんが、新薬の開発や副作用の研究を懸命に行っています。研究所は日本だけにとどまらずに、アジアや欧米諸国に施設があります。語学のスキルを伸ばすことで、海外赴任のチャンスも広がるのではないでしょうか。
がんや脳卒中の病気を語る上では、ドラッグラグの問題が欠かせません。海外で既に使用されている薬であっても、日本では使用が禁止されているケースがあります。それによって治療が遅れてしまうこともありますし、早期の承認が待たれているのも事実です。
すい臓がんや肝臓がんは、まだまだ難治性のがんに分類されています。海外での治療データを見比べることが大切ですし、そうすることで日本のレベルはますます上がるのではないでしょうか。もちろん、それとは逆に日本の製薬会社の製品が海外で使用されていることもあります。
ジェネリック医薬品も含めてですが、日本の薬は副作用が出にくく値段が手頃だと言われています。世界的な評価も高まっていますし、今後も需要は伸びるのではないでしょうか。医療用語は難解な言葉が多いですし、ましてや海外に行くと尚更です。
赴任の前には英語をある程度マスターしておくことが大切ですし、そうすることでスムーズに業務に入って行けるのではないでしょうか。欧米諸国ではチーム医療が主流になっていますし、カンファレンスでは薬剤師の意見が尊重されることも増えています。
製薬会社の会議も同様で、薬剤師が積極的に意見を述べることが医療の発展に繋がるのではないでしょうか。スキルアップこそが、日本の明るい未来に直結するはずです。