2017年08月10日

これからますます進む高齢化社会には必要な資格

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昨今では高齢社会がどんどん進む中で、薬剤師にも介護分野の知識が求められてきています。この資格は国家資格ではなく都道府県が行う公的な資格です。しかし、介護の分野では言わばリーダー的存在ともいえるのがこの資格です。これを取得している人はまだそれほど多くはないのですが有利に取得できるのでスキルアップのために検討してみると良いでしょう。

ケアマネージャーの立場での仕事内容

ケアマネージャーという資格は介護分野においては欠かせない大変需要の高い資格です。主に、居宅介護支援事業所や、介護予防支援事業所、介護保険施設、グループホームなどに所属して、介護保険制度においてケマネジメントを行う有資格者のことを言います。

要支援・要介護認定を受けた方やその家族に対して、どんなサービスを希望するかの面接を行って、必要な介護サービスを査定した後、介護保険が利用できるような個別ケアプランを作成します。提供後も適切に行われているかを定期的に評価をします。

要介護者や介護者の状況を把握し、再査定の後にプランの改定を行います。現場で特に問題となっているのは高齢者であれうがゆえに残薬の管理や、薬の服用する際の間違いを防ぐためのリーダーとしての活躍が期待されています。

ケアマネの資格を取る際に優遇される点

ケアマネの資格は難易度の面からみてみると、介護現場経験10年以上といえばそれなりのベテランです。10年していれば知識や技能も身に付いているでしょうが、それでも最近の合格率は約15〜20%でとどまっています。

決して簡単とは言えないのですが、資格を取得している方の場合には優遇される点があるのでしょうか。試験を受験するためには、普通の場合は所定の福祉施設などでの実務経験が10年以上必要と言いました。しかし、例外があります。

医療や介護に関する法定資格所持者はこの半分の5年以上の実務経験で受験可能になります。勿論、そこには薬剤師資格も含まれます。それだけではありません。実務経験は福祉施設などの介護経験でなくてもよいです。

高齢化社会には双方の資格を連携させていく

いわゆる病院や薬局での普通の薬剤師としての経験で良いとなれば、取得しない手はありません。既に薬局で働いている方であれば、ほとんどの方がもうすでに受験資格を有しているという可能性があります。これから進む高齢化社会に向けて、今後は薬局も在宅医療を手がけるところが増えていくと考えられます。

もう既に始まっているところもあるくらいです。その視点からしても、介護現場でリーダーとなりうるこのケアマネージャーを持っていればかなりプラスになるということがわかるでしょう。

積極的に取得を考えてみるのも良いかもしれません。ただこの資格を取得したからと言って給料面ではやはりケアマネの方が劣るでしょう。しかしこれからは、連携していくことは重要課題です。