2017年07月30日

漢方薬に関する特別な知識がメリットになる

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国家試験においても漢方薬は出てきますが、専門的に扱えるまでは出てきません。一方で、漢方薬を専門的に扱う薬局や、医療に取り入れる病院が増えて来ています。それらの職場ではこの資格を生かすことが可能になるでしょう。

漢方の知識で調剤の幅を広げることができる

薬には、主に西洋薬と漢方薬があります。漢方薬は生薬といわれることもあります。西洋薬は、化学物質などを用いて、化学反応などから人工的に作る薬になります。基本的には自然には同じものは存在しません。一方、漢方薬は自然にある薬効のあるものを利用して治療します。

西洋薬が登場するはるか昔からあり、中国で発展したとされています。薬剤師として持っておきたいスキルとしては、漢方・生薬認定薬剤師があります。これによって、漢方の知識が得られ調剤の幅が広がる可能性があります。

一応国家試験でも漢方薬は出ます。ただほとんど出されないので、通常はあまり勉強する必要がありません。資格を取れば、それなりに知識も高まります。

漢方を専門的に扱う薬局で仕事ができる

調剤薬局では、病院などで医師が処方した薬を処方します。その時に処方されるのは、基本的には西洋薬になります。一般的な製薬会社が、化学物質などから人工的に作り出した薬で、即効性があるのが特徴です。ただ、副作用などが強く出ることもあります。

漢方薬も良く知られているものなどが置かれることがありますが、ほとんど調剤することはないでしょう。漢方薬を専門的に調剤する薬局はあります。薬剤師としてのスキルをアップさせるには、漢方・生薬認定薬剤師の取得をするとよいかもしれません。

漢方薬を専門的に扱う薬局での仕事が可能になります。一般の薬局よりも少ないため、通常とは異なる需要があります。

漢方に理解のある病院での勤務がしやすい

テレビの健康番組などで、医師が登場してコメントを述べることがあります。最近の医師は、本業以外にタレント業なども行っているようで、それなりに分かりやすい話をしてくれます。一部の医師においては、漢方薬を使った治療を積極的に取り入れていることがあるようです。

漢方薬も薬の一つですから使うのは全く問題ないですが、これまでは西洋薬が優先的に使われてきました。薬剤師がスキルアップの時に漢方・生薬認定薬剤師を取ると良いのは、漢方薬を取り入れた医療を行う病院での勤務がしやすくなることでしょう。

場合によっては、この資格を持っている人が求められることもあります。良い待遇で迎えてくれる可能性もあります。