年収を増やしたいならスキルアップするのが近道
薬剤師はただでさえ高収入な職業ですが、スキルアップを果たせばさらに年収額を上乗せすることもできます。ただ、スキルアップと言っても様々な方法があります。かかる時間やコストも違いますから、自分に合ったものを選択していくのがセオリーです。
新人ならまずは仕事に慣れることが一番大学を出て就職をしたての新人なら、まずは初心者向けの研修を受けて、仕事の基礎を学ぶのが最優先事項です。資格があればそれで仕事はしていけるのですが、働いている最中に分からないことも出てくるはずです。大学で学んだこと以上に、現場では知識が求められるからです。
大手ドラッグストアチェーンなどでは、初心者向けの研修も行っています。自由参加のものもありますから、そうしたものに積極的に参加していくと効果が出てくるはずです。
スキルの向上の前に、まずはプロとして一人前になることが最優先になることは間違いがありません。ある程度時間と労力に余裕ができるまでは、スキル向上のことは忘れてもいいかもしれませんね。
仕事に慣れてきて余裕が生まれたら、認定薬剤師になることを考えてみるといいでしょう。これは、一部の分野について特別に勉強を行って、深い知識を持っているということを他に証明する資格です。認定薬剤師になればそれだけで年収アップに繋がることも多いです。
かかりつけ薬剤師になるためには、研修認定薬剤師の資格を持っていなければならないなど、仕事の幅がダイレクトに増やせる可能性が高いのもいいですよね。取得までには時間とコストがかかりますが、余裕を持って日常業務をこなせている人なら、それほどの苦労ではないはずです。
ただ、認定系の資格は有効期限が定められているので、一度取得をすれば終わりというわけではありません。常に勉強が必要になる点は知っておきましょう。
いっその事、医療系以外の資格に目を向けてみてもいいかもしれません。それでも、十分キャリアアップはしていけることでしょう。具体的に言えば、英語ができれば仕事の幅は広がります。都市部の薬局では外国人の利用者が数割を占めることもあります。
英語ができるということは、医療業界においても大きな力を発揮するのです。日常会話程度ができるというだけでも、就職や転職時に強くなりますし、年収も上がる可能性は大です。ネイティブレベルで英語ができるなら、海外で働くことも視野に入ってくることでしょう。
最先端医療の世界では英語が必須なので、研究者になる道も浮かび上がってきます。他には、自動車免許があれば在宅医療の分野に進出ができるようになって便利でしょう。