2017年07月03日

今持つ資格を更に生かしてキャリアアップしていく

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薬剤師の資格を所持しているだけでも充分に価値が高いと言われています。6年間、薬学部で学び、そして国家試験の受験資格を得たことで初めて受験することが出来ます。それをクリアした人だけでが免許を手にすることが出来ます。その資格を生かしてどんな現場で活躍している方がいるのでしょうか。

一般的にはどんな就職口があるのか

一般的な就職口としては製薬会社、病院、薬局、ドラッグストアが主な場所です。中でも人気が高いのは、製薬会社と病院です。病院で働く魅力は、治療における投薬や処方の位置づけを直接確認することができて、カルテの閲覧や注射剤の取り扱いなど薬学の知識を実務に直接活かすことができる点です。

病院外の薬局にいると、治療の全体像を知ることができません。調合している薬がどんな意味があるのかをつかむことが難しい場合があります。また、薬学に関する知識は他の職場でも勉強はできますが、直接見聞きできるのは病院だけです。

また調剤薬局は求人数が多く多くの選択肢から最適な職場を選べるのも魅力の一つです。

経験を積んで更にキャリアアップしたい人は

働き出して3年、4年が経つと中堅と呼ばれるようになります。新人の時より与えられる作業内容も深みを増して、責任も重くなります。更なるキャリアアップを目指す場合にはより専門的な知識を身につけていく必要があります。

仕事場でも管理するという立場を任されることも出てくるかもしれません。大学の卒後研修やセミナー、研修会などに積極的に参加するのもよいでしょう。これまでの実務経験をどんどん活かすためにも、認定専門薬剤師の資格取得に向けて動きはじめるのが良いでしょう。

大学院卒と同程度の専門知識が必要とされています。かなり高いレベルが求められるため難関の資格ではありますが、それゆえ非常に価値の高い資格です。今後のキャリアアップのためにも挑戦してみる価値はある資格です。

糖尿病療養指導士という更なる資格を取得できる

妊婦や授乳婦専門に働いたり、精神科薬物療法認定などもあります。最近ではがん専門で働く人も注目を浴びています。そして日本糖尿病療養指導士という資格もあります。これは糖尿病とその療養指導に関する幅広い専門知識が必要で、患者さんの生活を理解しながら、適切な自己管理がおこなえるよう支援する役割を担っています。

薬剤師以外にも看護師や管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士、などの資格を有する人が定められた条件を満たす医療施設で、継続2年以上糖尿病療養指導の業務に従事したことが条件です。2年間の間に10例の自験例が必要です。

認定試験を受けて合格すれば認められ5年ごとに更新します。更なるスキルアップを目指す人には魅力的な資格でしょう。