2017年06月01日

将来の可能性を広げるための経験

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薬剤師として働いていてスキルアップを目指したいという人には、ぜひ海外で大学院に通ったりして現地における医療知識を身につけることをおすすめします。また研修制度を利用してみるという方法もあっておすすめです。

北米やヨーロッパへの留学について

外国における医療事情に関する知識を身につけたいという人におすすめしたいのが、北米やヨーロッパへの留学です。外国で薬剤師として働くためには、その国の薬学部を卒業したり外国人を対象とした薬学試験を受ける必要があります。

海外の大学の中には日本で取得した薬学部での単位が認められて、大学院で学ぶことができるところがあります。留学費用の目安は、欧米の大学であれば学費が250万円から350万円で、大学院の場合300万円から450万円ほどだと言われています。

この他にも現地で生活するための家賃や食費、雑費などを考慮して予算を組む必要があります。従ってある程度まとまった金額が必要になります。

研修制度がある外国の薬局への就職

スキルアップを目指して北米やヨーロッパの大学に留学するためには、まとまった金額が必要となるため実現することが難しいと感じられるかもしれません。そんなときには夏休みなどの長期休暇を利用して行われている研修に参加することをおすすめします。

このような研修に参加する費用は、100万円以上になることがあります。この他にも、研修制度がある外国の薬局に就職してみるという方法もあります。この方法ならまとまった金額を必要とせずに、現地で経験を積むことが可能になります。

専門分野に特化した転職サイトの中には、外国での研修制度情報を取り扱っているものもあるため、ぜひ検索してみてください。

外国での研修制度がある薬局への就職

日本国内にある薬局の中には、社内の研修制度の一環として外国での研修を取り入れているところもあります。ある薬局では外国での研修を毎年行っており、研修先はドイツやイギリス、フランスやアメリカが選ばれています。

各国による制度の違いや業務内容について知識を深めることで良い刺激になるだけではなく、スキルアップにもつなげることができます。研修では現地の医療機関や薬局関連施設を訪れるだけではなく、大学で講義を受けたり現地の医療関係者と意見を交換することができます。

研修に参加することで、外国の制度の良い点が学べるだけではなく日本における制度の良い点についても認識できるようになります。