2017年06月28日

高いコミュニケーション能力は欠かせません

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薬剤師のスキルアップとしては様々なことが考えられますが、やはり一番求められるのは、高いコミュニケーション力です。かかりつけ制度などを背景に、ますます人同士のやり取りが増えていますから、身に付けておいて損のないスキルと言えます。

幅広い知識を活用する為にも伝えられる力が大切です

薬の調合をはじめ、副作用や飲み合わせなど、実際の経験から一人一人が持っている知識の範囲はとても幅広いと言って良いのが薬剤師です。けれど、上手に活用できているかと問われた場合、即答できる人は少ないかもしれません。

未だに研究職の様なイメージが強いですが、同僚間での問題共有や、薬局などでの対応など、コミュニケーション力が必要となる場面は多数存在します。同じ内容を伝える場合でも、その方法は何通りもあります。

難なく相手に理解してもらえる様に説明できれば、人間関係も良好になりますし、仕事も捗る筈です。普段から、色々な場面で必要となりますから、身に付けておくべきスキルと言えます。

多岐に渡る悩みや相談を聞き出す力として役立ちます

医師に処方された薬に対する注意事項をはじめ、他の薬との飲み合わせなど、利用者と接する機会は増えています。また、かかりつけ制度とともに、気軽に相談できる環境づくりや、利用者一人一人について把握することが期待され、仕事の内容は増える一方かもしれません。

そこで、大切なのが聞き出す力です。服用している薬やアレルギー、体質など、自発的に情報を提供してくれる人ばかりとは限りません。中々恥ずかしくて言いにくいと感じている人もいれば、うっかり忘れてしまうといった場合もあります。

情報が不足した状態では、的確なアドバイスや指示をすることが難しくなるので、こちらから聞き出す力が必要となります。悩みや相談を上手に聞き出してあげると、信頼関係も築き易くなりますし、一石二鳥と言えます。

早い内に実践していくことで身に付いていきます

人との接し方は、ちょっとした心がけで変えることも可能ですが、やはり定着させるには時間がかかります。実践や経験を経て、より使えるスキルとなっていくので、出来るだけ早くから実践していくのがお勧めです。

また、人と一切、接することがないという職業はありません。頻度や割合の違いはあれど、必ず人同士のやり取りはありますから、どの様に接し、対応出来るかといった点で高いスキルを持っているのは、強い武器になります。

スキルアップというと何か難しいことに挑戦するというイメージがあるかもしれませんが、それだけではありません。身近な所から考えていくと、色々と必要なことが見えてくる筈です。