薬局勤務なら磨いておきたい分野とは
社会に出た後も薬剤師は絶えず最新の医療環境や医薬品情報に目を配り、常にスキルアップをしていかなければ患者から求められなくなります。そのため、ここでは薬局勤務において持っておくといい資格について紹介しています。
講習会に参加するだけなので簡単世の中には禁煙をしたいと考えている人は多いです。また、言うまでもなく多くの疾病と喫煙には深い関係があります。そこで、禁煙指導薬剤師の資格を取得しておくとよく、この制度は都道府県ごとに運営しているとことが多いので、それぞれの地域での取得も可能です。
都道府県により違いはあるものの、講習を何度か受けることで取得できる場合が多いです。こうした制度がない場合でも禁煙方法やたばこの害のパンフレットや資料を薬局において相談にのれるようにしておくことが大事になります。
インターネットに情報があふれている時代だからこそ、薬のプロとして正しい情報を提供できるようになることが重要です。
サプリメントの市場は今やOTCを凌駕するほどになっています。サプリメントアドバーザーであることを薬局店内に掲示できるようになれば、OTCの併用薬やサプリメント服用の情報を患者さんが出してくれやすくなります。
特にサプリメントの使用については、患者さんは病院では否定されるかもしれないと考えていたり、健康食品は食品なので薬とは関係ないと考えている人も多く、たとえ摂取していてもその情報が医師や薬剤師に入ってこないこともよくあります。
サプリメントアドバイザーはサプリメントの専門家であることをアピールできるので、より相談に乗りやすい環境を作るのに効果的です。受験するために単位取得が必要なので少し時間はかかりますが、基礎知識は十分にあるので合格率はほかの職種に比べ高いです。
容易に取得できるものではないですが、消費生活アドバイザーの資格取得も価値があります。試験科目も多く、多くのスキルを磨くことになります。もともと、消費者からの相談を受ける仕事を念頭に置いたものですが、メーカーのお客様相談室や百貨店勤務の人にも人気があります。
法律や契約、マーケティングなど多岐にわたりますが、取得を通じて消費者の問題を解決するための基礎知識が身につくので重要です。患者さんは薬の消費者であり、薬の適正使用や副作用、ジェネリック医薬品の問題は消費者問題に該当します。
服薬指導も消費者目線からのアドバイスが必要です。取得後アピールできれば、その消費者問題の観点からの質問も増え、服薬指導も楽になります。