個人のスキルアップに繋げる事が出来る
指導薬剤師は、認定を受けると、薬学生が実習のために勤務先にやってきた時に、指導する事が出来ます。ですが、薬学生の指導をするためには、一体どのような資格が必要なのでしょうか。また、どのようなメリットがあるのでしょうか。
認定を受けるために必要な要件とは
指導薬剤師は、薬学生を指導する立場にあるため、決まった要件があります。まず、実務経験が5年以上ある事と、病院や薬局における実務経験が、現在までに継続して3年以上ある事が前提条件となります。
そのうえで、薬学教育協議会が主催する養成ワークショップや講習会に受講して、必要な単位を取得する必要があります。キャリアをすでに重ねている人は、ワークショップや講習会に参加する事で、比較的簡単に取得する事が出来るでしょう。
ですので、長く続けたい場合は、自身のスキルアップを兼ねて目指してみるというのも良いでしょう。そうすれば、知識も一層高まりますし、薬学生の指導をする事で、指導力も高める事が出来ます。
コミュニケーション力を高める事が出来る
薬学生を指導する立場になるという事は、指導をするための基本的な事から応用までの、幅広い知識とスキルが求められます。そのため、講習会やワークショップに出る事で、より良い知識を身に着ける事が出来ます。また、実習の実務を学ぶことで、コミュニケーション力を高める事が出来るようになります。
グループの進行も学ぶ事が出来ますので、社会人としての必要なスキルを身に着ける事が出来ます。また、職場によっては、資格に対しての手当てが支給されることもありますので、お給料アップも望めます。
研修さえ修了すれば、比較的簡単に取得する事が出来ますので、スキルアップを望んでいる人は、是非チャレンジしてみましょう。
転職をする際のアピールポイントになる
薬学生を指導する立場になれば、当然転職をして別の病院や薬局を探す際に、大きなアピールポイントになります。そうすれば、採用に有利に働く可能性が高まりますので、お給料などの条件面でも、ステップアップを望む事が出来ます。
もちろん、今働いている職場で、更なるスキルアップを望んでも構いませんが、新しい職場で自分の力を試してみたいと感じている人は、持っている資格を有意義にアピールしましょう。長く薬剤師を務めていれば、自然と勤続年数も長くなり、様々なキャリアを積む事が出来ます。
その中で、管理をする立場になる事は、自分のスキルアップには欠かせないと言えます。比較的簡単に取得する事が出来ますので、自分の将来の大きな投資に繋ぐ事が出来るでしょう。