2022年10月06日

働く上でのやりがい、誇りとはどんなものか

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薬剤師は女性の有資格者も多く、ライフスタイルに合わせて働き方も比較的自由に変更することができる仕事です。そのため一度資格を取得するとメリットも多々ある人気の高い職業ですが、どんなところにやりがいを感じるのでしょうか。

患者さん一人一人と向き合う仕事

薬剤師は働く場所によって業務も異なりますが、それぞれやりがいや誇りを感じる瞬間などを得られる仕事です。例えば病院や調剤薬局に勤務する方は、患者さんに調剤や服薬指導を行って実際に成果を得られた時、患者さんから感謝の言葉をかけられた時などにやりがいを感じる方が多く存在します。

また、病気や薬に関して相談したいことや疑問点がある場合、医師には直接聞きづらいけれど、薬剤師には話しやすいという患者さんもいます。目の前の患者さん一人一人に向き合って、じっくりと話を聞き、適切なアドバイスをして患者さんに安心や納得を与えられることに誇りを感じる、そんな声も多く聞かれます。

さらに、患者さんと関わっていくうちに、自分の調剤やアドバイスで元気になっていく姿を見ることができた瞬間なども、やりがいとなっています。

医療に貢献できているという実感

また、薬に関する知識を深められることにやりがいを感じている方もいます。薬を専門的に学んでいるため、医師や看護師よりも薬に詳しく、医師が気付かなかった薬の重複や副作用の有無などに気付くことができた、などのケースも見られます。

さらに、医師に薬の相談をされる、頼りにされるなど、医師や看護師からの信頼や連携に貢献できた時などにも誇りを感じる方が多くいます。

勉強したこと、現場で得たことが実を結ぶ

そして、製薬会社で働く場合は薬の研究や開発の成果が挙げられた時などにやりがいを感じることがあります。他には、MRなどは人と接触する機会も多い職種ですが、実際に自社製品の薬を使用して効果があったと医師から報告があった時、開発された薬を早く販売してほしい、と言われた時なども自分達の仕事に誇りを持てる瞬間になっています。

学会発表や論文の執筆・投稿などもやりがいになりますが、身近なところでは家族や友人に薬に関する相談を受ける時、という方もいます。薬の知識は大学での勉強や現場での経験無くしては得られるものではありませんが、一番側にいる身内や友人の力になれると嬉しく、病気に関する情報も提供することができるため人のために働けているという実感がやりがい、誇りになっているという方も存在します。