就職を有利にするための大学の選び方について
薬剤師になるためには、国家資格を取得しなければいけないので大学の薬学部に進学して資格を取得するというのが一般的です。もし、将来就職したいなら薬学部ならどこでも良いというわけではないです。そこで、これから大学の選び方についてお話します。
過去の就職率と内定会社を確認する
大学の選び方のポイントは、過去の就職率と内定会社を確認する事です。まず、就職率は大学によって差があり、高い方が当然就職しやすいです。また、就職率を見る事によってどれだけその大学が就職対策をしているのか、周りの企業の評価などさまざまな事が分かります。
就職率が低いと、就職対策に何かしら問題があったり周りの企業から高い評価をもらえていない可能性があります。また、授業の質が高くなくて優秀な学生が育たない環境である可能性もあるのでなるべく避ける必要があります。
さらに、過去の卒業生の内定会社を確認する事も大事です。卒業生の就職先を見る事によって、自分が就職したい分野に適した大学なのかが分かります。製薬会社を目指しているなら製薬会社の内定が多い大学を選びます。
実習や企業の実務研修などが充実している大学を選ぶ
薬剤師になるために大学に進学する時は、実習や企業の実務研修の充実度を比較します。薬のスペシャリストは、講義授業も当然重要ですが実習も就職で活躍するために必要不可欠です。
実習の時間が少ないと、実務スキルが習得しにくいので就職した時に仕事に慣れるまで時間を要する事が多くなります。しかし、実習を沢山経験しておくと就職後の仕事で活躍しやすいです。また、企業の実務研修も重要で、実務研修では実際に働く事を想定した実習になるので即戦力として活躍できるためのスキルを習得しやすいです。
さらに、企業の実務研修もさまざまな分野の研修を体験できると尚良いです。薬局や製薬会社など多くの企業研修を経験する事で、自分に適した就職先を探しやすくなるメリットがあります。
大学の見学会や体験実習に参加する
大学の薬学部選びでは、大学の見学会や体験実習に参加する事も大事です。大学では、夏休みを中心に見学会や体験実習を開いており、参加する事で何を学べるのかや雰囲気さらに設備などをチェックできます。
また、講師とも接する機会があり質問ができて、詳しい大学の状況などを把握できます。さらに、大学の授業を少しだけ体験できる場合もあるなどかなり貴重な経験ができます。パンフレットや資料で分からない事も把握できるので、大学の選択ミスのリスクが下がります。
また、夏休みは現役高校生が見学会などに参加しやすい時期などでどうしても見学会の参加人数が多くなります。もし、混雑が気になるなら夏休みなどの大型連休などを避けるのが無難です。