2022年05月27日

ダブルライセンスを持つことのメリット

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薬剤師の国家資格は、取得する難易度が非常に高く、時間も費用もかかります。その分、活用できる場面は幅広く、国家資格ひとつあるだけで、安定した仕事に就き、高い収入を得ることは不可能ではありません。ただ、中には、他の資格も取得して、ダブルライセンスとして活用する人もいます。では、ダブルライセンスを取得するメリットとはいったい何なのかを確認していきましょう。

広い分野に精通するというステータスを確立できる

他の資格と併用してダブルライセンスを取得している状態になると、代わりのいない特別な人材になれる可能性があります。基本は薬に関する仕事をしながら、他の仕事を任されることがあるかもしれません。

そうして、職場にとって欠かせない人材になれれば、将来的に安定して働き続けることが可能でしょう。また、職場が手放さないように、高い収入や特別手当など、良い条件を提示してくるかもしれません。ダブルライセンスとして取得できる資格の中には、薬剤師としての仕事の質を高められるものもあります。

そのような資格は、職場内で役職に就いたり、転職で有利になったりするためのステータスとなるでしょう。

特殊な仕事に就ける可能性がある

薬剤師の求人の中には、幅広い知識を求めるような特殊なものもあります。ダブルライセンスを取得していて、薬に関することだけではなく、医療業界の他の分野のことにも詳しくなっていれば、そのような求人にも申し込めるようになるでしょう。

また、求人の中には、限られた枠を巡って、他の求職者と競わなければならないこともあるかもしれません。そのような時には、ダブルライセンスを持っていた方が、競争で有利になる可能性が高いです。

もちろん全ての資格が有利になるとは限りませんが、取得が難しい資格をもうひとつもっていれば、選ばれやすくなるはずです。

他分野への理解が深まり連携が取りやすくなる

医療業界に関する資格をもうひとつ保有し、ダブルライセンスを取得した状態になっておくと、医療業界内で他分野への理解を深めることができます。メインはあくまでも薬の専門家として働いておきながら、ふたつ目の資格を活かして他分野のサポートに回るということも可能でしょう。

また、他分野に関する専門的な知識を持っておくと、その分野との連携が取りやすくなります。情報のやり取りなどがスムーズにできるということで、職場での評価も高まるかもしれません。