常勤や非常勤で働いている人の数
薬剤師として働いている人は、それぞれ働き方に違いがあります。常勤の職員として働いている人もいれば、非常勤の職員として働いている人もいます。ここでは、こうした人によって違う働き方の違いについてご紹介します。
常勤の職員が多い薬局で働く男性
常勤の職員として働いている薬剤師の数と非常勤で働いている人の数は、職場の種類や性別によって大きな違いがあります。多くの人が働いている薬局の場合、常勤の職員として働いている割合が多いのは男性です。
平成30年に薬局で常勤の職員として働いていた男性の数は53839人でした。これは、この年に働いていた男性の職員のおよそ87パーセントに相当します。その一方で同じ年に非常勤の職員として薬局で働いていた男性の数は、7410人でした。
これは全体の12.1パーセントの割合で、薬局で働いているこの資格を持っている男性の多くは、常勤の職員として働いていたことがわかります。
薬局で働いている女性の働き方の割合
薬局には女性の薬剤師も多く働いています。平成30年に常勤の職員として薬局で働いていた女性の数は67713人です。同じ年に常勤の職員として働いていた男性の数よりも、1万人以上多くなっています。
女性の方が常勤の職員の数が多いのは、女性の方が資格を持っている人が多いこととも関係があると考えられています。その一方で、同じ年に薬局で非常勤の職員として働いていた女性の数は50923人でした。これは同じ年に非常勤の職員として働いていた男性と比較すると、非常に多い数です。
男性の6倍以上の数の女性が非常勤の職員として働いていました。女性全体の中で常勤の職員として働いていた人の割合はおよそ57パーセントで、非常勤として働いていた人の割合はおよそ43パーセントでした。男性に比べて大幅に非常勤の職員として働いている女性の割合が多いことについて、いくつかの理由が考えられています。
病院で働いていた常勤の職員の割合
薬局以外の場所でも、常勤と非常勤で働いている人の割合はそれぞれ異なっています。平成30年に病院で常勤の職員として働いていた男性の数は19846人です。同じ年に病院で常勤の職員として働いていた女性の数は28451人でした。
男性は病院で働いている人のうち、およそ96パーセントが常勤の職員でした。女性は全体のおよそ85パーセントが常勤として働く職員です。