SNSやネットの利用は医療従事者にとって有用か
スマートフォンが日常生活に欠かせなくなってから、企業や店舗のサービスなどをSNSなどを使用して行うケースも増えましたが、薬剤師にとってはSNSやネットはメリットになるのでしょうか。ここではSNSやネットとの付き合い方について紹介していきます。
自社の店舗のサービスを広く宣伝することができる
SNSは瞬時に世界中に広がるサービスのため、利用の仕方によっては企業や店舗の宣伝効果は大きく、思ってもみなかった作用が生まれることもしばしばあります。
薬剤師にとっては例えば薬局やドラッグストアに勤めている場合は、自分が働いている店舗の宣伝効果を狙って、SNSで情報を発信する、などの利用方法はメリットがあるでしょう。その際、他には無いサービスとして付加価値のある情報やポイント制度の充実などをプラスすると、客足が伸びる可能性は高いです。
なお、SNS上でサービスを展開する場合は、ホームページを作成した上で利用をするようにします。ホームページがあれば信頼性も高まり、サイト上でお客さんとのやり取りやスタッフのコラムなどがあれば、より身近なサービスとして存在感を発揮することもできます。
個人的に利用する際は特定されない書き方を
また、SNSは個人で利用するケースもありますが、薬剤師として利用する場合は細心の注意を払う必要があります。利用者個人の特定が行われないようにするのは当然のことですが、医療従事者という立場から物を申す時は確実な裏付けが無ければ見る人に害を及ぼす可能性が否めないので、自分が発信している言葉や情報は間違っていないか、十分に考えてから投稿をすること求められます。
仕事上の愚痴を吐き出したいこともありますが、お客さんのプライバシーに触れていないか、文章や画像などから個人や店舗が特定されるようなことは無いか、など、注意をしながら活用すれば、SNSとも上手に付き合うことができるでしょう。
ブログで有益な情報を発信することもできる
そして他にも、インターネットが身近になってからは一般の方も気軽にブログを開設している方も多く、医療従事者の観点からブログを立ち上げる、というネットの利用法もあります。メディカルライターではなく、個人のブログとして開設すれば、個人の日常の出来事や思い、情報などを発信することができて、文章を書くことが好きな方にとってはストレス発散の場にもなるかもしれません。
ですが、ここでも注意が必要なのがお客さんや店舗のプライバシーに触れないことです。ブログは長文になることもありますので、文章の書き方によっては誰のことか分かってしまう可能性も高く、もしもブログの内容が周囲の方に知られれば職場にも居づらくなってしまいます。
それでも、そのことに注意をしていれば、医療従事者として読者側に有用な情報を提供することができ、相談にも乗るなどをして世間に貢献をすることが可能となります。