2023年11月15日

ドラッグストアに向いているのはどんな人か

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薬剤師の勤務先として注目を集めているドラッグストアは、夜勤や日曜日の勤務がなく昼間に働けることや、病院や調剤薬局での経験を生かせるという魅力があります。それでは、主な仕事の内容とドラッグストア勤務に向いている人について見ていきましょう。

薬局での業務以外に店舗運営も任される

ドラッグストアは、患者や利用者のケアが中心となる病院や介護施設などに勤める場合と違って、調剤や薬歴管理の他に様々な業務を任されるのが一般的です。例えば、大手チェーンのドラッグストアでは、手の空いている時にスタッフのシフト管理や新人教育を行ったり、地域内の医療機関に問い合わせをしたりすることもあります。

アルバイトやパートのスタッフが少ない時間帯は、商品の品出しや発注、レジ応援などをすることもあり、一通りの業務を何でもこなせる人が重宝されます。若手や中堅のスタッフの育成に力を入れているドラッグストアでは、近い将来に店舗運営を担えるよう、定期的にマネジメントに関する研修が行われることもあります。

医療従事者としての専門的な業務にこだわらない人は、就職活動中に数あるドラッグストアの中でも色々な仕事にチャレンジできる店舗を探すことが大事です。

処方薬だけでなく市販薬の基本的な知識も欠かせない

調剤薬局が併設されているドラッグストアの店内では、薬剤師は調剤業務に専念するため売り場に立つ機会は少ないですが、市販薬の基本的な知識を頭に入れておくことも大切です。店舗によっては、登録販売者や資格を持たないスタッフに対して、それぞれの医薬品の特徴について説明をする場面もあります。

他のスタッフが来店客に誤った対応をしないよう、責任を持って市販の飲み薬や塗り薬について日ごろから調べておくことが大事です。ドラッグストアの店舗の規模によって市販薬の数に差があるので、職場選びの際にどんな種類の薬が扱われているか、いくつかの店舗を見学するのもおすすめです。

医療現場と比べて休日や勤務時間の調整がしやすい

ドラッグストアは来店客数やスタッフの配置、雇用形態によりますが、医療機関と比較して仕事量が少なめで、休日や勤務時間の希望が通りやすいといった特徴があります。

24時間営業でなく十分な数のスタッフがいる店舗であれば、定時に仕事を終えることもでき、子育てをしている人や私生活を充実させたい人も長く勤務を続けられます。