2023年10月06日

大病院の中にはどのような配属先があるのだろう

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複数の診療科目があり病床数が多い大病院は、地域の中でも重要な医療の拠点として位置づけられています。大病院に勤務する薬剤師が院内で配属される場所としては、調剤薬局や病棟、手術室があります。配属先ごとに勤務体系や業務内容だけでなく、仕事上で主に取り扱う医薬品の種類も異なるため、将来を見据えて職場を決めましょう。

病院内の調剤薬局では通院患者の対応が中心となる

大病院の調剤薬局に配属されている薬剤師は、各地域にあるドラッグストアや薬局と違い、通院患者の調剤や服薬指導が仕事の中心となります。多数の診療科目がある大病院では、飲み薬や塗り薬、湿布薬など様々な種類の薬の管理や調剤をする機会が多く、経験豊かな人材が好まれます。

大病院を訪れる患者は、急性期から回復期まで色々な状態の人がいますので、それぞれの患者の状態を確認しながら専門的なサポートを行わなければなりません。処方される薬の成分によっては、他の薬との飲み合わせに注意が必要なものや、アレルギーや副作用が起こる確率が高いものもあります。

患者の健康を最優先に考えて業務を担当する上で、処方された薬ついて少しでも疑問がある際は、速やかに主治医に指示を仰ぐことも必要です。

病棟では入院患者の薬の管理や服薬の補助を担当する

病棟勤めの薬剤師は、治療のために規則正しく服薬ができるよう、担当の患者の処方薬の管理や、自分で服薬ができない患者の補助を行うことが求められます。高齢や病気などの理由で服薬が難しい場合には、看護師と協力して点滴を行こともあり、臨機応変に動ける人が重宝されています。

療養病棟や緩和ケア病棟といった容態が急変する可能性がある患者が多い病棟では、使用する薬の量が多くなったり、強い効果を示す薬を扱ったりする場面があります。病棟内で冷静に自分の業務をこなすうえで、周りのスタッフと頻繁に情報の共有や連絡、報告を行うなどしてチームワークを重視しながら働くことが大切です。

手術室では健康上のリスクが高い薬を扱う場面が多い

手術室では、麻薬や麻酔薬、毒薬といった病棟や調剤薬局内で滅多に扱われることがない薬剤が保管されています。手術室で使用される薬剤の多くは、健康上のリスクの高さから、管理の方法が厳しく定められており、資格や免許を持った責任者が法的な義務を負います。

患者や周りのスタッフの信頼を損なわないためにも、継続的に薬剤の適切な取り扱いについて学ぶことが重要となります。