2023年07月19日

薬剤師がコールセンターで働くメリットとデメリット

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薬剤師の職場は色々あります。よく聞くのは病院やドラッグストアに調剤薬局等ですが、珍しい所ではコールセンターがあります。ではコールセンターで働くメリットとデメリットは何かというと、それぞれいくつかあるので詳しく見ていきましょう。

メリット①研修制度があるし座り仕事なので体は楽

コールセンターでの仕事は薬局やドラッグストアと異なり立ち仕事ではありません。基本的には座ってかかってきた電話に対応するというのが中心なので、体力に自信がない人でも問題なく働けるというのがメリットです。特に家事や子育て中で仕事であまり体力を使いたくないという人や、体力に自信がないという人に向いています。

また仕事も医薬品に関する情報を正しく顧客に伝える必要がある為研修制度もあり、コールセンターの仕事が初めてでも安心して働く事が出来ます。さらに医薬品の情報は日々更新されていくので、コールセンターで働いていれば医薬品に関して常に新しい情報を入手出来るというのも魅力です。

メリット②福利厚生が充実し残業や夜勤もほぼない

福利厚生が充実しているというのも大きなメリットの1つです。例えば大手製薬メーカーのコールセンターで正社員として働くという事になれば、産休や育休はもちろん、住宅手当や退職金制度等様々な福利厚生を受ける事が出来ます。

また薬局やドラッグストアだと忙しい為、中々有給や長期休暇も取りにくいですが、コールセンターの場合残業は少なく定時で終わりますし、夜勤もない為、生活が不規則になる事もほとんどなく仕事とプライベートを両立させやすいというのも魅力です。

コールセンターで働くデメリットは色々ある

コールセンターで働いていると患者と対面で話す機会がほとんどなくなります。その為医薬品についての新しい情報は入ってきますが、薬剤師としての現場での実践スキルが少しずつ落ちていく可能性があるというのがデメリットです。

仕事では電話でのやり取りがほとんどなので、顔が見えない相手とやり取りする事になります。その為相手の顔を見ながらどういう状況か把握する事は出来ません。短い会話の中で、相手がどれ位困っているのかや、何を伝えたいのか、何を求めているのか等を瞬時に聞き分けなければならないので大変というのもデメリットです。

また仕事はクレームや問い合わせ対応だけではありません。最新の医薬品情報を患者に正確に伝えて、適正使用を導くという事も重要な仕事です。その為会社から情報を与えられるのを待っているだけでは駄目で、自分から進んで最新の情報を収集する意欲も求められます。

他にも電話対応以外にも新薬が発売されるときは、ユーザーからの想定問答集を作成する等の仕事もあるので、体力的には座っているのでそれほど披露するという事はありませんが、精神的に結構大変と感じる人も少なくないという事は知っておきましょう。