学校で働く場合の仕事内容とメリットとデメリット
学校薬剤師は、学校で環境検査や薬品管理を行うのが主な仕事です。では具体的にどういう仕事内容なのか、平均で給料はどれ位もらえて、また学校で働くメリットとデメリットは何かも合わせて詳しく見ていきましょう。
学校薬剤師としての仕事内容とは何か
仕事は色々あります。まず学校環境衛生検査です。主に飲料水やプールの水質検査をしたり空気検査をしたり、学校の衛生を検査し、管理する事で学生の健康を守るというのが仕事です。特にプールは水質が良くないと病気の原因にもなってしまうので欠かせません。
また薬品管理や保管も重要な仕事の1つです。理科室や保健室には色々と薬品が保管されています。これらの管理をしっかりと行う事で、生徒が薬を誤用する事から守る事が出来ます。特に理科室にある薬品には非常に危険なものも含まれているので、しっかりと管理される事が求められています。
他にも先生や生徒に薬に関する教育を行うという事もあります。例えば医薬品の正しい使い方や、ドラッグの危険性、タバコやお酒の人体に与える影響等専門的知識を活かして講義を行ったりします。特に生徒にこうした講義を行う事で、薬の危険性を認知させる事が出来、犯罪から抑止する事も可能です。
学校で働くメリットは社会貢献出来るという事
学校で働くメリットは、生徒に薬について正しい知識を教える事が出来、教育や社会に貢献出来るという事です。ただ知識を教える事で、生徒が興味本位で薬に手を出したりするのを防ぐ事が出来ます。
こうした事はドラッグストアや調剤薬局で働いていたら中々出来ない事なので、社会に役立ちたいという気持ちが強い人には向いています。
学校薬剤師として働くデメリットは何か
本業との兼ね合いが難しいというのがデメリットです。ほとんどが常勤ではなく非常勤の学校職員として任命される事が多い為、月に数回または年にわずか数回の勤務しかありません。その為給料も正直高くなく、年間で約15~20万円程です。
その為本業としてやっている人はほとんどおらず、副業としてやっているか、ボランティア感覚で働いている人がほとんどです。また医薬品等の専門知識は活かせますが、本業でも覚えなければならない仕事や準備もある為、忙しくてプライベートが削られてしまうという人もけっこういます。
特に本業が忙しいと学校側の仕事の準備もままならなくなる恐れがあるので、休みはきちんと欲しいという人や、プライベートを充実させたいという人は止めた方が良いです。また求人があまりないというのもデメリットです。
その為興味があっても求人自体が少ない為、中々学校で働く機会を得られません。