2023年07月03日

刑務所で働く場合の仕事内容とメリットとデメリット

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一言で薬剤師の職場と言ってもドラッグストアや調剤薬局に病院等沢山あります。そんな中でも珍しい職場の1つとして挙げられるのが刑務所です。では刑務所での仕事内容はどういうものなのか、また刑務所で働くメリットとデメリットは何かを詳しく見ていきましょう。

刑務所で働く場合どのような仕事内容なのか

薬剤師が刑務所で働くとなったら、どういう仕事内容なのか詳しく見ていきます。中には囚人と対面して服薬指導をしたりするのではと考えている人もいるかもしれませんが、そういう事はしません。基本的に仕事は薬の調剤や監査が主となります。

その為囚人と会って話す事はないです。
こうした事を行うのは医師です。もちろん医師のそばには刑務官がいるので危害が加えられる恐れはほとんどありません。医師が囚人を診察して、処方箋を出し、その処方箋を元に調剤をするというのが仕事です。

大人の囚人が服役する刑務所だと、高血圧や糖尿病に不眠症といった症状に処方される医薬品の処方箋が多く、少年院だと生活習慣病の薬というよりは風邪や喘息等の処方箋が多いです。刑務所の囚人の数は大体決まっているので、忙しいという事はほとんどありません。残業もほとんどなく定時に帰宅出来る事がほとんどです。このように働く職場は少し特殊ですが、仕事内容は比較的楽なので、楽に仕事をしたいという人には向いています。

刑務所で働く場合どのようなメリットがあるのか

刑務所で働くメリットは何かというと、まず給料が安定しているという事です。公務員として働く事になるので、雇用も安定しますし給料も大きくカットされる事もなくもらえるので安心出来るというのがメリットです。また残業が少ないというのも魅力の1つとして挙げられます。

公務員ですので定時に終わり残業もほとんどありません。休みもしっかりとれるのでプライベートを充実させる事が出来るというのもメリットです。他にも刑務所という特殊な職場環境で働けるというのもある種メリットかもしれません。

中々刑務所で働いている人に出会う事はありません。その為興味を持っている人も沢山います。友人や恋人に家族等に色々興味本位で聞かれる事もあるかもしれません。このように人があまり経験出来ない事を経験出来るというのは自分の財産にもなりますし、誇りにもなります。

刑務所で働く場合どのようなデメリットがあるのか

刑務所で働くデメリットはいくつかあります。まず給料が決して高くないという事です。公務員なので安定はしていますが高くはないので、沢山稼ぎたいという人にはあまり向いていません。せっかく一生懸命勉強して資格を取って、薬剤師になれたのに給料があまりもらえなかったら不満を感じる人も多いかもしれません。

その為沢山稼ぎたいのであれば他の職場を選ぶようにしましょう。また定期的に転勤があるというのもデメリットです。大体3年おきに異動で転勤が命じられる事が多いです。その為全国各地にある刑務所に数年ごとに異動しなければなりません。

旅行好きな人なら良いかもしれませんが、あまり色々な所に行きたくない人にとってはかなり大変でストレスもたまります。他にもスキルアップもなかなか望めないというのもデメリットです。刑務所で働くとなると、患者への服薬指導を行う事はほぼなくなります。

医者からもらった処方箋を元に調剤をするという事の繰り返しになるので、楽と言えば楽ですが退屈と言えば退屈です。その為どんどんスキルアップしていきたいのであれば他の職場を選びましょう。