2023年05月07日

薬の調剤などは機械だけに頼って良いのか

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どんどん機械化が進んでいるわけですが、かと言って、なんでも機械化して良いのかどうかも考えなくてはなりません。薬の調剤は機械の方が正確だと言われてはいるものの、本当に人間の手が必要なくなってしまうのでしょうか。薬のプロフェッショナルは今後も必要とされるのでしょうか。

飽和状態ではない場所での需要は高い

都心部は多くの人が暮らしていることもあってか、飽和状態になっていると言われている薬剤師ですが、地方での需要はかなり高いです。全く飽和状態ではないですし、むしろ不足しています。

地方の場合はそこに住んでいる人自体が少ないですし、だからこそなかなか求人を出しても応募してもらえません。また、24時間対応であったり、専門性が高い人など必要とされる職場はまだまだたくさんあります。最近は都心部から地方への移住を考えている人もいますし、地方で働くことを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

患者さんと接する時などは人の方が良い

調剤の正確性を考えると人間よりも機械の方が向いているのかもしれません。しかし、患者さんや医師や看護師と接する時は人間の方が向いています。患者さんに直接服薬指導をすることもありますし、患者さんの様子を観察するのも人間の方が患者さんも安心するでしょう。

医師や看護師と連携して、患者さんの治療をすることだってあります。医師が薬を処方するわけですが、医師が間違えることもあります。人間の目で確かめて間違いがあればすぐに指摘して訂正してもらうこともできます。機械化してもできることはあるとは言え、人と人の方が良い場面は多いので、需要がなくなることは考えられません。

需要に見合う人間になって働こう

今後は需要が下がるのかどうか不安になっている薬剤師は多いのかもしれません。それよりも、自分が求められる人間になれる努力をすることが大事です。コミュニケーションが苦手ならコミュニケーション能力を磨いてみたり、どんどん最新情報を調べて勉強したりとできることはたくさんあります。

資格を取得して、それを強みにするのもポイントです。やはり、資格があるとどのような知識やスキルがあるのかがわかりやすくなるので、良いアピールになります。どんな仕事であっても努力は必要ですが、特に機械に取って代わると言われるような薬のプロフェッショナルはこのような努力を重ねて常に求められる人材となる必要があるのかもしれません。