2017年04月28日

医療の発展に貢献することを考えましょう

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医療、薬学の発展は日進月歩で進んでいます。日本でもあらゆる手段、方法、システムにより進歩が行われています。一般の方や専門のスタッフにより治験により医療の進展が進められることもあります。それを行っている機関が存在するということです。

■治験活動により医療は進歩していきます

医療や薬学の進歩、発展、普及のためには、一般の方の治験などの手段が用いられてきました。もちろん、それを行うための土台、システムがしっかりと専門的な面において確立されていることが前提になります。医療の専門機関による管理・支援を行うSMOに、昨今国内外の注目が集まっています。薬学の進展、新薬を開発するためにはマウスなどの動物を利用した実験だけではなく、人間に対しての有効性、効果を確認することが必要不可欠になります。その臨床試験は完全な医療体制により安全性を確立した上で行わなくてはなりません。SMOではきめ細かい管理体制のもとに行われていますので、医学と薬学の発展に大変有用性を発揮しているといえます。

■薬剤師の方の協力が不可欠になります

治験、臨床実験には、医師だけではなく看護師や薬剤師の方の力が必要になります。臨床実験、治験は一般の方に募集をかけて、医療機関に来ていただくことや、ご自宅でご指定の時間と量を決めた投薬をしていただく必要があります。そのサポートは看護師の方が行うことがあります。病気などを治療するだけが医療機関の仕事ではありません。そしてさらに、新薬を開発することに関しては薬剤のプロフェショナルの方がそのプロジェクトの中心になっていきます。実際の臨床実験にも立ち会いますし、研究開発に関しては、大学の薬学部で培ってきた知識やスキルを超えた、現場の経験が大変生かされる場になっています。

■治験実行をサポートする機関の重要性

SMOの正式名称は、Site Management Organizationといいます。治験実施施設管理機関のことで、病院や薬局、製薬会社などの医療機関への治験協力の依頼から医師や担当スタッフに対する内容説明、一般の方などの被験者の選定などを行っています。その仕事を専門に行っていますので、一般の医療機関にお勤めになっているスタッフでは行き届かないところまでサポートの手を広げることが可能ということです。臨床実験に関しては安全性と、倫理的な面からの配慮などが大変重要になってきます。この分野のプロフェッショナル機関の存在は、今後の日本社会にとっても大変重要であるということです。