セルフケアができる薬局が話題を集めている
患者さんにとっては処方せんなしで薬が欲しいと思うものです。しかし、薬剤有資格者にとってはデメリットもあるため、医師の診察を受けていただいてからの薬の提供を行うことに注力します。しかし、ドラッグストアなどにて購入できる風邪薬や胃薬は処方せんなしで購入可能です。そのサービスが今話題を集めています。
セルフケアができる薬局がオープン
セルフケアができる薬局がオープンしています。新型コロナウイルスをはじめ、事情によって来院できずに受診できない方もいらっしゃいます。処方せんがなくても病院の薬が買える零売が提供できれば、そうした目的からオープンした薬局が話題です。
薬の提供が中心ですが、そこには薬剤有資格者がいてコミュニケーションをとることができます。日常的な健康相談もできます。それでいて薬の提案もしてくれますし、もちろん受診を勧めることもあります。薬局からセルフメディケーションを考えることができます。
調剤薬局なのに次世代型となる店舗で、買い物にも重宝されています。
セルフケアできる薬局のポイント
セルフケアができる薬局というのは、処方せんがなくても病院の薬を10分程度で購入できる薬局です。需要としては仕事や子育てが忙しくて病院で受診ができない方になります。LINEでの事前問診を受けることが必要ですし、その後は店舗にて薬剤師との対面相談も受けなければなりません。
その上で薬を購入できます。薬剤師が医師の代わりとなり、健康状態をヒアリングしたり、これまでに使用したことがあるお薬などを伺ったり(お薬手帳を確認)してから販売してくれます。もちろん、購入できるお薬は病院で処方されるお薬すべてではありませんが、7千種類は提案できるといいます。
かぜ薬や胃薬、花粉症などの抗アレルギー薬などの軽微な症状に対する薬を対象にしているのも特徴です。
零売についてもチェックしておこう
処方せんなしでの販売となる「零売」については、一般的には耳にしないかと思います。医療用の医薬品を処方せんなしに容器から取り出し、お客さんが必要とする量だけを販売することをいいます。ちなみに、処方せん医薬品については薬剤師が販売することになっても零売はできません。
また、処方せんなしでも薬剤の有資格者との対面相談は必要になります。また、有資格者も相談内容から一般用の医薬品の検討をしてみたり、受診を促すほうを選ぶこともします。
必要最小限の量での提供です。