2017年04月27日

出世しているように見えない薬学部卒ベテラン

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薬剤師は六年制の薬学部を卒業しないと職に就けないのが近年までの慣例でした。ところが、近年人材不足と、ジェネリック医薬品の普及、雇用の上昇対策、規制緩和などの多方面からの理由により、薬学部を卒業していなくても、職業訓練校に通い、試験に合格すれば調剤薬局で職員として働けるようになりました。水面下で問題になっているのが、役職付きのベテランの「店員化」です。単なる怠慢なのですが。

■イマイチ出世しているように見えないその理由

イマイチ出世しているように見えないその理由はユニフォームのクリーニングです。ユニフォームは「いつも清潔」な人と「いつも汚い」人に二極化しています。いつも制服が汚い男のスタッフはイマイチ出世しているように見えません。制服をきちんと定期的に洗っているか、定期的に新調しているか、そうでないかで転職を強いられることもありますので、不潔にしていると損です。「ユニフォームがいつも汚い」という理由で、若い女性に抜かれることもしばしばです。降格もありえます。それが地方薬局の世界です。薬局のユニフォームはスーツではありません。白衣を着る場所もありますが、場所によっては、店員と同じユニフォームで、胸に名札をつけています。

■女性からのユニフォームが不潔の一言で出世できない

単なる怠慢です。不潔な男は、ベテランになればなるほど、どこに行っても通用しなくなります。きちんと洗ってください。働く場所も「病院」ですと品格がありますが「ドラッグストア」ですと、店員化してしまいます。ドラッグストアの店員のユニフォームは、マオカラーなどの独特なユニフォームで、店員と同じデザインです。しかも、ドラッグストアの店員の中にはいつも清潔な制服を着ている人もいれば、洗濯をしていない臭い制服を着ている人もいます。洗濯は女子供がするモノ。自分には権限がないからと、制服のクリーニングを長い間しないわけです。綺麗好きの若い女性スタッフにあっさり抜かれます。女性からの「ユニフォームが不潔」の一言で出世できないわけです。

大工職人や土木作業員の作業服と同じで洗わないと不潔に見えます。

■周囲が過小評価をしたまま放置してしまう

働いている地方の薬剤師本人が薬を間違えて処方したことが何度もあったり薬事法に抵触するような後ろめたい行動を陰でしていたり、その他犯罪に抵触することが過去にあったか無いかの差ですし、本人の気力一つでどうにでもなる問題のようにも見えます。周囲が過小評価をしたまま放置しておくと、ひいては薬剤師業界や、調剤薬局の職員の職を志す人が少なくなります。さらに「ユニフォームが汚い」という理由で転職を繰り返してしまっては40代から中途採用に応募しても難しいわけです。就職が困難な時代に生まれた女性の中には「男のベテランがちょっと失速した」隙を見計らって「臭い」の一言でポジションを根こそぎもぎ取るやり方を好む図々しい人もいます。

近い未来叩かれるのは奪った方です。オジサン達にはもっと堂々としてほしいものです。