2021年10月19日

薬局が大きく変革しようとしている

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ドローンやAIを導入することで、薬剤師の仕事はより多様化していく可能性が高いといわれています。また、将来的に薬局に誰もいない非対面での業務を行えるようになるのではないかと懸念する声も少なくありません。将来的に薬局の未来はどうなっていくのかを考えてみませんか。

全く人のいない薬局は近い未来あるのか

全く人のいない薬局は存在していませんが、営業時間外に人がいないときでも処方された薬を受け取ることができる薬局は既に存在しています。ロボットを導入して営業時間外に薬を取りに来る人へ対応しているのがポイントです。

オンライン服薬指導を行うことで、処方箋を使って調剤を行うことができるうえ、24時間好きな時に薬を取りに行けるといいます。そのため、営業時間外であれば存在しているといえるでしょう。

ただし、予算などの関係から導入を見送る薬局も多く、今後大手ドラッグストアチェーンなどで導入することで、新たな薬局の形が見えてくるのではないかと期待されています。また、薬局へ直接行かずともオンライン診療・服薬指導とドローンを組み合わせて自宅まで医薬品を宅配することもできるようになっています。よって、直接対面しなくても薬局として成り立つところは増えているといえるでしょう。

ドローンはいつ薬品を宅配できるのか

離島やへき地に住む人々にとって、病院や薬局に足を運ぶことは大変以外の何物でもありません。オンライン服薬指導や診療を行うことで、病院や薬局へ足を運ばなくても体調管理ができるようになりました。とはいえ、処方箋から薬をもらうまでにかかる日数に懸念を抱いている人は少なくありません。

一部では専門家チームとタッグを組んだ実験で、離島までわずか数十分で荷物を届ける事が出来ました。複数個所で同様の実験が成功を収めているため、当日に処方箋から薬品を手元に運ぶことができるようになっているといえます。

今後全国にこの可能性が広がり、よりいっそう多くの人に喜ばれるような宅配ができるようになることを期待する人は少なくありません。

薬剤師は今後全く薬局にいなくなるのか

薬局ではAIを活用したロボットを導入することで事務や調剤・在庫管理業務を効率よく行えるようになるため、ほとんど薬局にいないのではないかと不安に思う人も少なくありません。しかし、それは大きな間違いです。訪問やかかりつけなどの制度が誕生しているため、24時間対応しなければならないための仮眠をとる人や、訪問で直接顧客の自宅へ足を運んで服薬指導を行う人、さらにオンラインで服薬指導を行う人などが在籍するため、受付での人数は圧倒的に少なくなりますが、今後も薬局に在籍している人は存在しています。