2021年08月28日

転職してしまう理由を知っておこう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

転職経験のある有資格者からの話は、大変為になることばかりです。前職でのデメリットを転職先でのメリットに変えることができるのは言うまでもなく、そのデメリットを知ることができるなら、これから専門学校で学ぶつもりの薬剤師の候補生にも為になるでしょう。いくら、実習を積んだとしても、社会の裏側までは簡単には見えないものです。

人間関係をしっかりチェックしよう

大変なことが多いのも医療という業界ならではで、退職や転職する有資格者も決して少なくありません。転職する理由は様々ですが、中でも人間関係でのトラブルは辞めざるをえないケースが目立っています。

調剤薬局という勤務先は不動の人気ですが、正社員のみならず、パート・アルバイトも活躍しており、人間関係に問題が生じやすいといいます。年代的にも上司は50代、アルバイトは20代、しかも責任感を感じにくいのはアルバイトですから、そうした板挟みに遭ってしまい、人間関係の悪化が懸念材料になっているようです。

最近では、上司によるパワハラは少なくなっており、精神的に病むことはないようですが、チームワーク抜群とならないためか、振り当てられる仕事量に嫌気が差すことで転職を決意する人もいます。

孤立している環境下でないフィールド

ドラッグストア(OTC販売)も転職先として人気があります。医薬品の販売業務ですが、化粧品や日用品、食料品まで取り扱うため、女性の転職先として人気を集めています。年収、勤務時間に満足できる、こうした点が高く評価されていますが、ドラッグストアでの業務は孤立しているといいます。

品出しアルバイト、レジスタッフ、そうした方々が働いている中、ある一角でコーナーが設置されており、なかなか職場の雰囲気に馴染めないようです。働きづらいというよりは、孤独感があり、職場に行きたくない人もいらっしゃいます。

調剤薬局などの狭いフィールドであれば、否応なしにコミュニティの中で活躍しますから、そうした悩みがあるのならば、狭い環境下で転職を考えてみるのもアリです。

チームワークで仕事を片付けたい

他の薬剤師の性格などは一緒に働いてみるまでは分からないもの、また、他のスタッフとの仲が上手くいかなかったり、最終的には上司、管理薬剤師、医師等と馬が合わないことも無きにしもあらず、だからこそ、人間関係が良好である転職先を選びましょう。

しかし、人間関係が良好であっても、実際には給料の問題が一番にあるでしょう。時給・月給が良いのはもしかすると残業が多いからかもしれません。残業が多いのは、1日の処方箋の枚数が多いからというよりは、仕事量になります。

チームで終わらせることが理想的なので、やはり、人間関係に繋がるでしょう。