2021年07月19日

調剤以外にもたくさんの仕事はある

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薬剤師は調剤だけをしているイメージがありますが、実は調剤以外にも多数の仕事が存在しています。どんな仕事が存在しているのかを理解し、勤務先を選ぶことは重要です。また、勤務先によっても仕事の内容は大きく異なるため、事前に確認してから選ぶことが重要となります。特に勤務先の中には調剤以外の勤務のほうが多い場合もあるため、注意してください。

医療機関への情報を提供すること

医療機関への情報を提供することは、薬剤師としてやらなければならない仕事の一つです。患者の薬歴を確認して、今まで飲んでいた薬と今回の薬との比較を行い、副作用の有無を確認しなければなりません。

薬物治療を行う上で問題になりそうな薬を出している場合や、ほかの医療機関で出された薬を飲んで副作用が表れている場合は、早急に該当する医療機関に相談することが必要です。電話連絡が最もスピーディーな対応とされていますが、それ以外にも服薬情報提供書を提出して医療機関側に注意を促すこともできます。

また、薬局に来た時に患者にサプリメントや市販薬を摂取していないか確認することも、重要です。現在出されている医薬品との飲み合わせによって、重篤な副作用をもたらす可能性があるため、必ず確認しましょう。

一般的な書類整理なども存在している

調剤薬局でも調剤以外の仕事の一つに、書類整理は存在しています。書類整理を行うことで、薬局内の業務を効率よく行うことができるため、必ずしなければなりません。

足りなくなった医薬品を調べて書類に記入し、発注することや、患者の薬歴を確認して書類を適切にまとめ、効率よく見やすくすることなども業務の一環です。また、薬を取り出しやすく、処方しやすいようにまとめるなど、効率よく働くための創意工夫を行うことも必要とされています。

さらに薬の保管場所や有効期限に至るまでわかりやすくしておくことも、忘れないでください。

相談に乗ることも重要な業務の一つ

患者の健康面に対しての相談に乗ることは、重要な業務の一つといえます。患者が健康面に不安を感じており、医薬品だけではなくほかの健康方法を試そうとしているなど、不安を感じている部分に寄り添い、薬学的な立場から適切にアドバイスすることで、患者が医学・薬学面で間違った方向に行かないようにすることも、役目となりますので、参考にしてください。

特に民間療法と称して怪しげなサプリメントを取ってみようと考える人はたくさんいますが、相談されたときに適切か不適切か判断し、止められる場合にはなるべく積極的に止めてください。