2017年04月24日

薬による弊害はこれから増える可能性が強いです

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最近の人はちょっとどこかが悪いと病院へ行って薬をもらいますが、昔の人はあまり薬を飲みませんでした。これは時代と共に変わってきた点ですが、これによりポリファーマシーの問題が大きくなって来ており、それに対する対策を考えないといけなくなって来ています。

■薬をたくさん飲むのは怖く感じます

これから年々高齢者が増えていきますが、それに伴い病院へ通う人が増えるのは間違いないです。これは団塊の世代が高齢者に近づいていることが原因であり、この人たちはこれから大量の薬を出されそして飲むことになります。ポリファーマシーとは薬による弊害のことですが、これはたくさん薬を飲む人に出やすい現象です。しかも高齢者に出やすいわけでこれは意味が理解しやすいわけで高齢者は体全身が弱まっているから若い人たちと反応が違う部分があるからです。若い人に適用した場合と高齢者に適用した場合では薬の効きに差がありますし、その反応に違いがあっても不思議はないわけです。現在において体内部の状態が年齢によって違っているから同じ薬を飲んでも反応に違いが出るわけです。

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■これを防ぐには勉強や研修が不可欠と思われます

薬を多用するとこれは起きやすいであろうことは想像がつくことであり、いろんな薬が関係しあうこともあるし、年齢におり分泌するホルモンなどに違いがあるからすべての薬において若い人と同じ反応が出るとは限らないから悪い結果が出てしまうこともありえます。この辺りのことを考えると薬はたくさん飲むと言うことは怖い感じがしますが、これだけ高齢者が増えてくると同じ薬においてかなり違った反応が出ることは理解できるし、だからこそ薬剤師は日々勉強しないとポリファーマシーの問題が生じるであろうことはわかります。これから高齢化社会ですからこの点に関しては国が主導でもっと研修を増やしていかないとたくさん死人が出るのではないかと不安になります。

■薬メーカーも高齢化社会で安全性の追求は難しいです

高齢者に対して薬の効果を若い人と同じにしていいのかと考えた場合、弱めないといけないのではないのかと不安に感じたりします。高齢者と若い人では同じ人間でも体の内部の状態がかなり違います。したがってこれをひとまとめにして同じ薬を出して大丈夫なのかと言う問題を感じますが、この辺りに関しては薬剤師も常に勉強をしておかないとひょっとすれば、責任問題に発展する可能性があると思われます。高齢者が増えると言うのは年金問題や消費減速などの経済問題だけでなく薬にも問題が発生する可能性があるわけで、これは国の問題と言えるのではないかと思われます。これからの高齢者社会の中でこれに対する対策は絶対に必要であるわけです。