2021年06月11日

自分の規模に合わせて短期間働けます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

派遣の薬剤師は、勤務先や勤務時間などを自分で選択できる働き方です。勤務地や求人は全国にあり、自宅から近い場所で働くことも可能です。特に自分のライフプランや個人のスキルアップに合わせて働ける勤務形態といえます。

仕事内容は正社員とそれほど変わりません

病院での派遣社員は調剤薬局やドラッグストアとは異なってきます。法により一般的な派遣として病院では働けません。将来の雇用を前提とした「紹介予定派遣」や諸事情による代替のときに病院で勤務できます。

そのため、派遣社員ですが仕事内容は正社員とそれほど変わりません。調剤と病棟なら調剤業務を担当するケースが多いです。外来病棟があるなら通院患者への服薬指導も行います。契約が短期間の場合、院内の他の職種と連携して業務を行う場合もあります。

入院病棟がある病院は夜勤があります。しかし、正社員のみで派遣社員は夜勤を行いません。義務ではないので依頼を受けても断ることが出来ます。紹介予定派遣として、将来雇用される予定があるなら夜勤を引き受けてもいいでしょう。

職場環境や時給面でメリットがあります

派遣社員は一つの職場で長く働く形態ではありません。短期間で様々な職場を経験し、大きくスキルアップできます。薬剤の管理や専門知識、職場によっては抗がん剤の取り扱いや薬の販売など多くのスキルを身につけられます。

職場の良い点を学ぶことが出来ます。患者さんへのサービス、業務の効率化やマーケティングなど実用的な取り組みに関われるでしょう。短期間でも充分スキルを向上させることが出来ます。将来、独立開業を目指す人は特に派遣社員は貴重な経験になります。

派遣社員として高い時給で働けるのもメリットです。特に人材を求めている地方では、高い自給が設定されているケースも多いです。交通費や宿泊先が用意されている求人もあり、好きな時間に働き短期間で稼げるでしょう。

プライベートの時間を多く確保したい人にもおすすめです。働く上でのモチベーションは職場の雰囲気や人間関係で大いに左右されます。派遣先の職場環境に関しては派遣先がきちんと調査しています。大きな問題を抱えている職場を派遣先にすることはほぼありません。どうしても環境が悪く勤務に支障が出るなら相談して勤務先を変えてもらうことも可能です。わずらわしい人間関係に左右されずに仕事に集中しやすいでしょう。

同じ職場で働き続けることは出来ない

派遣社員として働く場合、同じ企業で長期間働くことは出来ません。そのため、勤務先でのキャリアアップは期待できないでしょう。主に個人としての能力を高めることが可能です。

将来は管理職を目指して教育や人材面でも関わりたい人には向いていない勤務形態です。同じ職場で長く働けば良好な人間関係を築くことも出来ます。しかし、派遣では勤務期間が限定されており、短期で終了してしまいます。

職場を離れないといけないので、居心地の良い職場で長く働きたい人は別の勤務形態を探しましょう。