どのようにしたら就職することができるのか
子供のころから憧れの職業の1つに、薬剤師があります。小さな頃に入院していた場合や、身近な大人が薬局に勤務していた場合などは自分も同じような仕事につきたいと考えるかもしれません。もし子供の頃からあるいは中学生から高校生位で目指すならば何をしたらよいでしょうか。
学校の成績はどれぐらいが必要なのか
薬の仕事につきたい場合の条件はいろいろある中で、できるだけ成績が良い方がなりやすいです。例えば、大学受験のときには薬学部に入ることが重要になります。薬学部に入るためには、ある程度学力が必要で偏差値50以下の薬学部はほとんどないと言って良いでしょう。
たいていは偏差値60前後かそれ以上となっており、そのレベルの学力が必要です。学力が高い大学の方が薬剤師になりやすいと言われています。その理由は、大学で資格を取ることができるかどうかが決まると言うよりも、その人の学力が高い方が資格の試験に通りやすいからです。
当然ながら大学受験の学力が高い人の方が試験には強いと言う意味において資格を取りやすいでしょう。
国家試験に合格をすることが絶対条件
薬に関する仕事をする人は、人の命に関わる仕事といっても過言ではありません。この場合には、誰でもなれるわけではなくやはり一定のレベルに到達していることが重要です。
具体的には、国家試験を受験することが必要になるわけです。その国家試験自体はそれほど簡単なものではありませんが、特別に難しいわけではありません。少なくとも大学6年間勉強して、受験に挑むわけですが合格率はおよそ50%から60%ほどとなっています。
ただ、これらは新卒以外も含めての合格率になるため、新卒だけで見ていくと7割以上が合格しているといえます。つまり、大学卒業時に7割の人が既に資格を取得した状態になっているわけです。7割に入るためには、しっかりと6年間勉強することが必要です。ただせっかく大学に入った以上勉強だけでおしまいにするのではなく、友達関係なども作っておくことが重要です。
どこが就職しやすいのか知っておこう
無事に国家試験に通った場合、その後どこに就職するかはとても重要なことです。結論から言えば、資格を取得しているうちの半分以上は薬局で勤務しています。そのため、薬局が1番入りやすく門戸も広いのが特徴です。
ただ、残りの40数%の人はそれ以外のところに就職しているため、調剤薬局等に入らなければいけないわけではありません。例えば、大学に残るか医薬品関係の仕事をするかなどの選択肢もあります。中には保健施設や行政機関で働くこともありますが、競争倍率が激しいです。