治験コーディネーターになるためには
治験コーディネーターという仕事を知っていますか。治験を行う時に多方面からサポートするやりがいのある仕事です。薬剤師としてキャリアアップしたいと考えている人にとって、治験コーディネーターはどんな資格を取ったらいいのでしょうか。なるためにスクールに通う必要はあるのか確認してください。
治験コーディネーターとはどんな仕事か
治験コーディネーターの仕事は多岐にわたっています。まずは治験前に多くの関係者とのミーティングを行い、治験実施計画書に基づいた業務の分担表や治験参加者を選ぶための方法、過去の症例ファイルなどを用意することが必要です。
また、治験に必要な検査機器などの管理や準備を行のも仕事だといいます。治験実施中には被験者たちに渡す説明書や参加同意書づくりや、実施中に使用している医薬品の状況を確認し、副作用が出てないか確認したり、診察してフォローするなども必要です。
治療終了後は報告書を提出し、製薬会社の監査に対応するなどの仕事を行う必要があります。
治験コーディネーターになるための資格は何か
複数の協会が存在していますが、資格受験に必要なポイントとして挙げられているのは、コーディネーターとなって2年位以上の実務経験のあることです。未資格でも働くことは可能となっている為、実務経験を2年以上保有することで受験資格を得ることが可能となります。
また、協会によっては協会の定めている研修を修了し、修了証を手に入れているかどうかも重要です。手に入れていないと受験資格を得られない場合があるため、必ず修了証を手に入れましょう。協会によっては臨床研究チームの責任医師からの推薦状が必要であることや、会議に参加していることなどを条件として挙げているところもあるため、資格を取るためにはまず治験コーディネーターとして働くことが大切です。
治験コーディネーターになるメリット
治験コーディネーターになることで、新薬開発の勉強をすることができます。いつでも最新技術の現場に立ち会うことができるため、薬剤関連でいつでも学習をしていたいと考える人にはうってつけの職場です。
また、夜勤がないため安心して働けるのもメリットといえます。残業もそれほど多くない為、仕事を修了してからプライベートを充実させることも可能です。更に治験担当医との打ち合わせなど様々な人とのコミュニケーションを図ることで、プロジェクトの成功を実感できます。
治験コーディネーターの最も重要な仕事は多くの部署で働く人たちが円滑に仕事を進められるよう、仕事内容の祖語がないよう打ち合わせることです。打ち合わせる能力が高ければ高いほど、成功率は高まります。