2021年04月09日

最終目標は国家試験なのをきちんと理解しておこう

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大学に通って薬剤師のカリキュラムをきちんと修了させれば、自動的に資格を得られると勘違いしている方もいます。しかし、そのように甘いものではなく、カリキュラムを正しく理解していることをテストするために、国家試験が用意されています。そのため、薬学部に入学することや、卒業することを目標とするのではなく、国家試験に合格することを最終目標にしましょう。入学や卒業で燃え尽きてしまい国家試験に浮かれなかったのでは、資格をゲットすることはできません

国家試験は卒業した後に受験することになる

国家試験はカリキュラムを終わらせた方しか受けられないため、薬学部がある大学を卒業した方のみが対象となります。落ちてしまった場合は、卒業した大学からサポートがあるわけではないので気をつけましょう。

ちなみに、在学中に病院やクリニックなどに就職活動をしていて、卒業前に働き先が決まる方も大勢います。もちろん、チャンスは一度きりではなく、落ちた場合は次の年に受け直すことが可能です。しかし、内定先は待ってくれないケースが多いため、新たに就職活動をしなければいけないでしょう。

ただし、待ってくれる場合もあるので、落ちたときはとにかく早く連絡をして、これからの指示を仰ぐことが大切です。

国家試験の合格率は既卒になるとグッと下がる

薬剤師になるための国家試験の合格率は決して低くはありませんが、新卒と既卒では大きな差があります。もちろん、既卒の方がグッと下がるので、絶対に資格を得たいなら、新卒で合格できるように頑張りましょう。

やはり、既卒になると勉強する場所がなくなってしまうため、国家試験への対策がきちんと行えなくなってしまいます。

国家試験対策ができるサービスを活用しよう

もしも、国家試験に受かる自信がない場合は、対策ができるサービスがあるので活用しましょう。もっとも簡単に行えるのが、書店で売られている薬剤師の国家試験対策の書籍を使うことです。

しかし、スケジュール管理などが苦手な方は、独学で勉強するのは難しいかもしれません。そのような方が、合格率を上げたい場合は予備校を活用するのがよいでしょう。予備校ならスケジュールが決まっていて、講師から直接教えてもらえるので効率よく国家試験をパスするための勉強が行えます。

模擬試験が用意されているところを利用すれば、本番に向けた完璧な対策ができるでしょう。