2021年02月25日

将来のキャリアを考慮しながら働く場所を見つけよう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

薬剤師の免許を活かせる職場は国内のいたるところにありますが、自分のキャリアプランを考慮しながら働くうえで、じっくりと医療機関や製薬会社、薬局といった職場の特徴を把握することが肝心です。また、新卒や中途採用など自分の年齢や経験に応じて勤務先を決めることがポイントです。

新卒で就職をする場合は教育制度にこだわろう

新卒の薬剤師が職場選びをするにあたっては、新人スタッフへの教育が行き届いている現場についてきちんと把握することが大切です。たとえば、大手の製薬会社や総合病院などでは、新卒者が安心して働けるようマンツーマンで研修を実施したり、業務の合間を縫って先輩スタッフがフォローに回ったりしているところが珍しくありません。

また、一通りの業務をこなせるようになるまで、長期にわたる研修期間を設定している職場もあり、不安を感じることなく専門スキルを習得できる環境が整いつつあります。なお、教育制度の良し悪しについては、各地の医療現場や製薬会社の事情によって異なるため、分からないことがあれば採用試験を受ける前にためらわずに担当者に質問をすることが重要です。

転職の際は過去のキャリアを生かせるか見極めよう

薬剤師がキャリアアップや収入アップを目的として転職をする際は、早いうちから過去のキャリアを生かすことができる職場をピックアップすることが大事です。たとえば、大学病院や総合病院などの規模が大きい病院においては、実務経験が豊富な人や医療現場で責任者を務めたことがある人が重宝される傾向が見られます。

そのため、順調にキャリアアップを図るために、時間を掛けて複数の医療現場や製薬会社のスタッフのキャリアパスについて確認をすることが重要です。その他、職場ごとにスタッフのキャリア支援の内容に違いがあるため、焦らずにそれぞれの職場のウェブサイトや求人案内などに目を通しましょう。

医療従事者の手当やボーナスの支給額にもこだわろう

待遇の面で不満を感じることなく働くには、求職中に医療従事者の手当やボーナスの支給額にもこだわって職場選びをするのがポイントです。一般的に、早朝や夜間の勤務がある職場は手当の金額が高めに設定されたり、年に数回のボーナスが支給されたりすることがあります。

そのため、安定収入を目指している人は、病棟や介護施設などの求人を優先的に探してみるのも良いでしょう。