2020年12月09日

地方の求人募集を解消するための方法

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雇用飽和といわれている薬剤師の仕事ですが、実は全く飽和状態ではありません。一極集中型で都市圏では飽和に近い状態といわれていますが、都市圏でも23区などの中心地だけで飽和状態とされており、地方は全く飽和状態ではありません。慢性的な人手不足を解消するためには、どうしたらいいでしょうか。

非正規社員を増やすことで穴を埋める

正規社員が不足している地域では、定期的に非正規社員を活用して人手不足を補っているところが多いです。非正規社員の中には子育て中の主婦や、定年退職したシルバー世代などが少なくありません。

そのため、時間帯によっては人が余っていることなどもあります。世代や年齢などによっては通常よりもはるかに人材が豊富となっている事も多く、企業側としては人が多くて助かるということも多いです。しかし、正社員のなり手が少ない為、正社員でなければできない仕事に関しては一部の社員に業務が集中しやすく、結果として仕事面で重労働隣退職してしまう人が多いことも懸念されています。

それでも、パートやアルバイトでできる作業を任せられるため、ある程度穴埋めになるといえるでしょう。

ダブルワークの資格持ちを採用するところもある

資格を持っている現役の薬剤師を採用するための手段としてもう一つあげられているのが、ダブルワークです。ダブルワークを行う薬剤関連の人材を活用する事で、現役世代ならではの仕事の効率の良さを把握し、実行に移せる事も多いでしょう。

働きやすい職場として理解してもらうためには、ある程度職場の情報をオープンにし、興味を持ってもらえるようにすることが必要です。その時には過剰に良い情報を盛るのではなく、淡々と通常の良い情報を提供することが必要となります。

安心して働いてもらえるように情報公開することで、優秀な人材を雇用しやすくなるでしょう。

AIによる業務サポートが期待されている

AIによる薬剤関係の仕事のサポートが、人材不足を解消できるのではないかと期待されています。AIが得意とする分野の業務としては、大量のデータを正確に処理することや、データに基づいて単純作業を繰り返す事、更に統計処理などです。

これらの仕事を薬剤関連で任せることによって、現役の社員の業務に対する負担が低減できるのではないかとの期待の声が高くなっています。服薬指導などを人間が行い、調剤業務などの作業をAIが実行することによって、業務を効率化できるだけではなく、人手不足に対応できる可能性が高いです。

感染症対策なども期待できるため、今後地方でAIの導入をする薬局やドラッグストアが増えていくと考えられます。