2020年08月10日

調剤薬局や病院など勤務先候補も多数ある

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ひと昔前まで4年制大学で学び試験が受けられましたが、現代では大学で学ぶ期間は延長をされて、薬剤の勉強は大学で6年間学んでからの国家資格取得のための試験を受けます。免許を取得したら働き始めることになりますが、薬局をはじめ医療機関など様々な場所で有資格者の募集があるため、一生を通して仕事には困りません。

他の職場より収入面にも恵まれている

ドラッグストア勤務の薬剤師も国内にはたくさんいますが、収入面としては高めの設定がある職場環境です。薬剤の専門職の国家資格を持つことで、様々な企業で働くチャンスがありますし、どこへ行っても基本的には収入面は低くはありません。

その中にあってもドラッグストアは年収も、時給制であっても高収入を期待することができます。メインの業務は薬剤に関わることですが、ドラッグストアではほかの業務もすることになりますし、お店柄土日祝日なども営業をするため、完全週休2日制ではありません。

病院周辺にある調剤薬局とは違い、朝オープンして夕方にはクローズの勤務時間ではなく、夜遅くまで営業をするドラッグストアも多いので、時間的には遅くなる日もあります。それでも収入は高いことから、有資格者で稼ぎたい人にとってはうってつけです。

薬剤資格を取得するための国家資格試験合格率

薬剤師として世の中で働くためには必ずやるべきことがありますが、それは免許取得のために国家試験を合格することです。少し前までは薬学教育は4年間であったものの、2006年4月1日の大学入学者からは6年間になりました。

学部で6年間みっちりと薬剤のことを学び、そのうえで国家資格を受けることになります。試験は1日出終わるわけではなく2日間をかけて行われますが、すべての問題の点数は426点以上が合格基準のひとつです。気になる国家資格の合格率ですが、その年によって変動はあるものの、だいたい60%から80%ほどになります。

勉強をする時間は長くかかりますが、国家資格合格は絶対に無理な数字ではありません。

多くの有資格者が一度は働く確率が高い薬局勤務

晴れて薬剤師の国家資格を取得したら社会で働き始めることができますが、調剤薬局での勤務が断トツでトップです。新卒入社としても多くの人がまずは選ぶ就職先であり、その後に他の就職先へ移る人もいますが、調剤薬局の従事者数が多いことには変わりはありません。

病院などの医療施設に従事する人も次いで多く、医薬品関係企業で活躍をするケースもあります。日本の現在から未来にかけての課題の一つは高齢者社会であり、訪問看護や在宅医療が叫ばれる中で、訪問看護にも同行をする働き方も増加するため、これからの就職先の幅も広がるばかりです。