2020年08月15日

時代に左右されず変化に強くなろう

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多くの業種や業態で、これまで人間が行ってきた仕事がAIにとって代わられるのではないかという予測が立てられています。これまで安泰とされていた医療現場にもその流れは波及し、主に単純作業等の分野でAIの利用が進められているようです。そんな激流の現代、そして未来においてどう生き抜いていくべきなのでしょうか。

特に必要とされていく要素は何かを知る

様々な分野で職務をAIやシステムに任せるという流れは、薬剤師業界にも波及しつつあるようです。少子高齢化が進む中、その傾向は今後も続くとされ雇用等に関して危機感を感じる人もいるのではないでしょうか。そんな中、今後も確実な雇用を担保するために大切な要素は何なのでしょうか。

その要素の中で一番とされるのが、コミュニケーション能力とされています。今はかかりつけ薬剤師という概念が定着しつつあり、患者ごとに適切な薬の量や飲み方等のアドバイスをすることが欠かせなくなりました。

そのアドバイスをするためには、患者ごとの症状の進行度合いや体調・体質等を細かく理解しなければなりません。それ以外にも、在宅医療のニーズも高まり、その際には高いコミュニケーション能力による診察等が必要になります。さらに、ドラッグストア勤務や製薬メーカー勤務など、ありとあらゆる場所でコミュニケーションが必要です。人口の減少傾向が止まらない日本において、より人と人とのつながりというのは大切になります。

システムにも精通しているというアドバンテージ

また、AIやシステムが浸透してきたためシステムエンジニア等の需要も高まりつつあります。なので、そうしたシステムに関してのある程度知識があるような人材は重宝されるといっていいでしょう。

一人でシステムを構築・修繕できる等というスキルがあれば望ましいですが、薬剤師の仕事と両立してそこまでのスキルを身に付けるのは至難の業です。ある程度不具合が起きた原因が特定できる、専門の修繕業者に正しく不具合の内容を伝えられることができれば、雇用や昇進等にアドバンテージを得られるでしょう。

AIやシステムは、自身でその不具合を直すことはできません。そうした緊急事態にある程度対応できる所を見せれば、自分に有利にことが運んでいくでしょう。

場所によってあるといいスキルも知る

その他、自身の職場ごとにあるといいスキルは違います。製薬会社であれば市場トレンド読み、ドラッグストアであれば外国人等へ直接対応できるスキル等です。そうした個別に必要なスキルをピンポイントで意識して磨くというのも、時流に乗るために大切なことになります。