2020年05月23日

医療系の複数の資格を持つ人が歓迎される職場とは

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薬剤や看護師などダブルライセンスを持つ人が歓迎される職場として、大学病院や総合病院などの医療現場はもちろんのこと、老人ホームやグループホームなどの介護現場まで様々なところがあります。また、民間の製薬会社においても治験のコーディネートや新薬開発などの担当者として重宝される傾向が見られます。

大人数のスタッフが働く病院なら活躍しやすい

大学病院や総合病院をはじめとした大人数のスタッフが働いている病院では、薬剤師と看護師の二つのライセンスを持つ人が重宝がられることがあります。特に、医療現場での経験が豊富な人や、入学や卒業が難しい大学を卒業した人は好条件で働くことも可能です。

最近では、二つ以上の医療系の資格や免許を持っている人へのサポート体制が整っている医療機関について様々な媒体でピックアップされることがあります。そのため、自分のライセンスを生かせる職場を見つけるために、求職者の間で人気が高い転職支援サイトを使ったり、転職エージェントに就職活動の助言をもらったりすることがおすすめです。

介護現場でも医療従事者へのニーズが高まっている

老人ホームやグループホームなどでの介護現場でも、良質な介護サービスを提供するうえで医療従事者へのニーズが高まっており、好条件を提示して中途採用者を受け入れるところも少なくありません。そのため、あまり医療現場にこだわりが無い人であれば、早いうちから介護現場の求人の内容に目を通したり、身近なところにある施設の見学をさせてもらったりすることがおすすめです。

また、認知症などの意思疎通が難しい利用者が多く入所している介護施設においては、スムーズな服薬指導が難しいこともあります。そうした中、介護現場で無理なく仕事を続けるには、医療受持者を含めた全スタッフへの研修に力を入れているところや、業務マニュアルが完備されているところを勤務先に決めることがポイントです。

製薬会社でも即戦力として期待されることがある

薬剤師と看護師の資格を持つ人は、民間の製薬会社でも即戦力として期待されることがあり、特に優秀な人は新薬の治験に関わるコーディネーターや、医薬品の研究開発のスタッフとして採用されることもあります。また、それぞれの社員が能力を無駄にしないために、定期的に様々な形で研修を実施したり、外部でのセミナーの受講を奨励したりしている製薬会社も珍しくありません。