2017年04月14日

医療の方向性も多様化しています

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薬局などにお勤めになる薬剤師の方で、中医師の方と連携をした仕事をされている方が増えています。一般に調剤薬局などでは西洋医学に基づいた薬剤を提供していますが、漢方などの東洋医学に基づいた医療も取り入れているところがあるということです。

■人間の体を改善する方法を知りましょう

大学の薬学部で医療や薬学を学び、晴れて薬剤師という国家資格を取得された方の進路としては、町の商店街や百貨店などに入っている調剤薬局や、大手企業のドラッグストアチェーン、また製薬会社に研究職のスタッフとしてお勤めになられる方もいます。薬局などは販売員としての側面もあり、薬剤知識や調剤スキルだけではなく、お客さまである患者様に最適な状態で最良のお薬や薬剤知識を提供できるようなコミュニケーションスキルも必要になってきます。適正に応じて、就業をする方向性を考えたほうが良いでしょう。一般の調剤薬局も昨今は多様化していて、人間の体を改善する手段はかならずしも西洋医学のお薬だけではないという認識も広がっています。

■中国の伝統医療の力を借りましょう

中国の伝統医学である東洋医学、中医学に基づいた医療を行う医師の方を、中医師と言います。日本ではまだあまりなじみがありませんが、中国や台湾、アメリカなどでは一般的なご職業で、中国や台湾、アメリカなどにそれぞれ国家資格として存在しています。日本でもこの中医学が評価されていまして、町の調剤薬局などでは積極的に取り入れる動きがあるところもあります。専門の方との交流、連携などを盛んに行い、医療の方向性を独自のものにしている薬局などもあります。そのあたりのことも薬局にいるスタッフにお聞きすれば、詳しく教えてくれるでしょう。的確にわかりやすく、本人の体の状態にふさわしい医療を提供してくれる医療従事者の力を利用しましょう。

■漢方薬の魅力を多くの方が知るべきです

中国の東洋医学、中医学に基づいた漢方薬に関しては、日本でも古くから存在し、利用されている方もたくさんいます。しかし、専門的な医療分野として、それだけを行っているご職業というとまだなじみがないのが現状です。一部の薬局などでその有用性を提示し、最適な医療としてていきょうしているところが出始めているということです。日本でも、従来からある西洋医学の治療、薬物では治りきれない病や症状も、東洋医学の漢方薬を利用することにより劇的に改善を見せ始めたという例はたくさんあります。医療の適正には、個人差があります。自分の体を気遣うのでしたら、積極的に多様な医療を試してみて、自分にふさわしいものを見つけていく行動力が必要になってきます。