2017年02月16日

健康志向が高まる時代だからこそ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

昨今、平均寿命と健康寿命の乖離が問題視されるようになってきました。そのため、高齢者を中心にいかに健康に年を重ねていくかに関心が高まってきています。ただし、高齢者は医療機関にかかっている人がほとんどですので、兼ね合いを気にしての質問が増えてきています。

■兼ね合いを気にしているものと言えば

高齢化社会の今、これから団塊の世代たちが揃って後期高齢者に移行するのに伴い、日本は未曽有の超高齢化社会へと突入していきます。この中で救いがあるとすれば、後期高齢者になる団塊の世代たちに、健康寿命を伸ばそうという意識が強いことです。

そのため、彼らは積極的にサプリメントを利用し、病気にならないようにしようとしたり、今の健康状態を維持しようと努めています。これは、病気になって医療機関をかかるのとはまた違う予防策と言えます。

ただ、後期高齢者になろうかという人たちですから、もうすでに何らかの疾病で医療機関を受診していることが多いので、健康食品を採り入れるにあたって、薬との飲み合わせや兼ね合いが気になってきます。

■相談しやすいのはドラッグストアにいる専門家

サプリメントは健康食品と呼ばれることからもわかるように、基本的に食品ですのでいつ摂取しても構わないとされていますが、中には医薬品と成分の相性が合わない物もあります。どちらかの効き目を弱くしてしまったり、あるいはアレルギー作用を引き起こしてしまったりといったこともありますので、気になる物があって試したいというときは、事前に相談するといいでしょう。

相談する相手としては医師が最適ですが、意外と医師というのは薬のことは知っていても、健康食品の事情には疎い人が珍しくありません。その点、やはり餅は餅屋ということで、薬剤師に相談するのがいいでしょう。今飲んでいる薬と健康食品の相性はどうなのか、薬の専門家としてアドバイスをしてくれます。

■薬だけじゃない、その資格の活かし方

今後も健康食品市場はどんどん成長し続けていくと考えられていますので、さまざまな商品が登場してくるでしょう。薬との飲み合わせを気にする人も、ますます増えていくと予想されます。医師に聞くのがためらわれるときは、薬剤師に聞くのが一番です。

彼らは薬との兼ね合いを知っておかなければならない薬の専門家ですので、その資格を持っている以上、聞かれたら答える義務があります。必然的に、しっかりと勉強していてくれると思われますので、医師には聞きにくくても薬剤師を味方につけて知識を得、病気にならないように健康食品を上手に使っていきたいものです。

それが、日本の超高齢化社会を乗り切る切り札になるかもしれません。