2017年04月12日

ドラッグストア勤務に役立ちます

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病院に調剤薬局、ドラッグストアと薬剤師を必要とするところは多いものの、中には調剤業務を行わないドラッグストアもあります。仕事は市販薬の説明が主になりますが、昨今の健康志向ブームもあって、新たなスキルが求められています。

■ドラッグストア勤務に多いのが特徴

調剤薬局を兼ねているドラッグストアも数多くありますが、駅前や繁華街などは薬以上に日用品や食品をたくさん扱っていますので、調剤業務は行っていない店が多数あります。こうしたドラッグストアではOJT医薬品と呼ばれる医療機関で処方されるのと同じ成分を使った、より効き目の強い市販薬を販売しています。このOJT医薬品の購入に際しては、薬剤師による説明が義務付けられていることから、最低でも一人は絶対に雇用して店に置いておく必要があります。市販薬の数も多いことから、薬に対する知識は幅広い物が求められます。そんなドラッグストアで購入する人からの質問として多くなっているのが、サプリメントに対する疑問と薬との違いに関する問い合わせなのではないでしょうか。

■ドラッグストアだからこそ必要です

調剤薬局がないからドラッグストアの仕事が簡単になるかと言えば、そうとも限りません。お客さんは薬のことに関してはプロフェッショナルなのだから、サプリメントとの飲み合わせや違いに関しても、しっかりと知っていて、なんでも教えてくれると考えて店にくるでしょう。薬を取り扱うのが仕事なので、サプリメントのことまでは何とも言えませんと言ってしまうのも一つの手だとは思われますが、それでは何とも勉強不足な印象を与えてしまいます。そこで、サプリメントアドバイザーというサプリメントに関する専門指導ができる専門家になっておくのがおすすめです。薬に関するプロでありながら、サプリメントに関しても専門家ということで、二足の草鞋を履ける状態になれます。

■誰もがアドバイザーになることができる

医療従事者は転職をしてスキルアップを図っていくのが一般的ですが、薬に関する知識は国家資格を与えられたことにより認められたため、サプリメントアドバイザーの資格を取るには、サプリメントに関して勉強をする必要があります。これもまた、薬とサプリメントを比較して考えることができたり、お客さんにどちらがいいかを聞かれた時に、納得できるだけの根拠を示すことができるようになります。現在のところ、厚生労働省による保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成が基準となっており、薬のプロでなくても誰でも勉強して基準をクリアすれば、誰でもなるようになっています。医師や看護師にも人気があるのは、それだけ健康食品の需要が多くなっていることの表れでしょう。