2019年11月07日

活躍できる場所と仕事内容の違いを知る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

薬の専門家である薬剤師は病院などの医療機関での活躍が目立ちますが、病院やクリニック以外にも活躍できる職場があります。ここからはどんな場面で活躍できるのか、その種類や仕事内容の違いについて書いていきます。転職を考えている人や今までと違う働き方に挑戦したいという人も参考にしてください。

調剤薬局やドラッグストアでの活躍

薬の専門家が活躍できる場所としては、まずは調剤薬局があげられます。これは患者が持参した処方箋をもとに正しく薬を用意し、正しい服用方法のアドバイスを行う仕事です。

患者ごとに使う薬は違いますので、間違いなく薬を準備することが大切です。そして患者に薬についての説明を行う必要がありますのでコミュニケーション力も要求されます。ドラッグストアの場合は、市販薬を取り扱っていますので、薬選びのサポートや服用の指導を行います。

さらにレジ打ちや在庫の管理、品出しや陳列など様々な業務があります。調剤薬局は病院やクリニックの近くにあることが多くなっていますが、ドラッグストアと併設している店舗も増えています。

病院やクリニックなど医療機関での働き方

薬剤師の働き方としては、病院やクリニックでの勤務もあげられます。病院の場合は医師が用意した処方箋に従い、薬の準備をし患者に正しい服用方法の指導や効果効能、副作用などの説明を行います。病院の場合は調剤業務だけではなく注射や点滴の管理も行います。

入院設備のある病院では外来患者・入院患者どちらもの薬の管理を行うことになります。より小規模な診療所やクリニックでも病院と同じような働き方になりますが、取り扱う薬の種類はより少なくなります。

この他では、在宅医療を受けている人や薬局に通うことが困難な人に処方薬を届ける、服薬の指導を行うなどの訪問での働き方も注目が高まっています。

製薬会社や保健所勤務での働き方

薬の知識が豊富であると、医療機関や薬局で活躍できることはもちろん、製薬会社での働き方を選ぶこともできます。新しい薬の研究開発に携わることもできますので、医療機関、薬局とはまったく違う形で薬に携わることができます。

今までとは違う形で薬の知識を活かしたいと考える人はこうした働き方にも注目してみてはいかがでしょうか。製薬会社のメリットは給与水準の高さや土日が休みになることなどがあげられますが、難易度は高めです。この他では公務員としての働き方もあり、主に保健所での勤務となります。

業務としては薬事衛生や食品衛生、生活衛生や試験検査などがあります。