2019年07月24日

希望通りの待遇で働ける勤務先を見つけるには

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薬剤師は、医療機関だけでなく福祉施設や民間企業など様々な職場で必要とされており、経験が豊富な人や学歴が高い人などは恵まれた条件で働き始めることができます。また、薬学に関する様々な分野のスキルを習得することで、将来にわたり責任のある仕事を任せてもらえるとったメリットがあります。

経験や能力を適正に評価してくれる職場を選択しよう

薬剤師は数ある医療系の専門職の中でも高収入を得られることで知られていますが、安心してキャリアアップを図るには、自身の経験や能力を適切に評価してくれる勤務先を選択する必要があります。例えば、様々な角度からの評価制度が採用されている大学病院や総合病院は、本格的に医療従事者としてキャリアを積みたい人にとって理想的な職場としてみなされるようになっています。

最近では、個別の研修を強化したり、外部の講演会やセミナーなどの受講を義務付けたりしている医療機関の数も増えており、業務の合間を縫って専門知識や技術をスムーズに身に付けることが可能です。

また、こうした職場に就職をするためには、ある程度の実務経験が必要となるケースもあり、求人に応募をする前に各地の医療機関で期待されている人間像について把握をすることが大切です。

女性のキャリア形成のサポートをしている職場も多い

多様な人材の育成に取り組んでいる調剤薬局や医療機関においては、女性のキャリア形成のために、産休や育休の取得率を高めたり、スタッフの配置を見直したりしているところが多くあります。特に、女性の薬剤師の平均勤続年数が長い職場については、数々の医療分野の転職支援サイトなどで度々ピックアップされることがあるため、職場選びに迷っているときには、日頃から評判が良い医療現場の特徴を調べてみると良いでしょう。

また、女性のスタッフへのキャリアアップのサポートの良し悪しについては、それぞれの職場の経営者の方針やスタッフの人数などによって大きなバラつきがあるため注意が必要です。

定期昇給の有無やボーナスの金額に注目しよう

調剤業務や服薬管理などの仕事を通じて安定した収入を得たい場合には、就職活動中にそれぞれの医療機関や製薬会社などの定期昇給の有無やボーナスの金額に目を向けることが大事です。また、業務経験がない人やブランクが長い人については、高収入を得られるまでに数年から十年以上の期間が必要となることもあるため、定年まで勤務できる環境が整っている職場を見つけましょう。