2019年07月05日

注目の専門職に就くために知っておきたいこと

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薬剤師になりたいという人はどのような資格を取得しなければならないのでしょうか。またその難易度はどれくらいなのでしょうか。ここではこの職種を目指す人が知っておきたいことについて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

必須になっている6年間の薬学過程

薬剤師になるためには大学の薬学部や薬学科に在籍して、6年間しっかりと専門知識を身に付けなければなりません。これまでは4年制になっていましたが、平成18年から6年制に変更されることになりました。6年間のカリキュラムを履修さえすればなれるというわけではなく、カリキュラムが修了したら国家試験を受けなければなりません。

現在すでに社会人になっている人が、この職種を目指すことも可能です。大学の入学には年齢制限が設けられていないため、薬学部や薬学科の入学試験に合格して定められているカリキュラムを修了し、国家試験に合格すればこの仕事に就くことができます。

ただし学生たちと同じように受験勉強をしたり、合格した後もしっかりと授業についていって試験に備えることは容易ではないことが想像できます。

簡単には合格することができない試験

国家試験は難易度が高く、誰でも簡単に合格できるというものではありません。過去のデータによると合格率は70パーセントを超えており、意外にも高いと感じられるかもしれません。しかし普段から大学の授業にきちんと出席して単位を取得しておかなければ留年したり卒業できなかったりする場合があります。

この職種に就きたいという強い意志としっかり勉強するという覚悟がなければ、せっかく入学できたとしてもその努力が無駄になってしまうかもしれません。そうならないためにも大学の説明会や体験入学に参加して、勉強内容などに関する情報を事前に集めておくことをおすすめします。

薬学過程を修了することで得られるメリット

薬学過程を修了すると薬剤師以外の資格を取得する時にも有利に働く場合があります。臨床検査に関する必須単位も取得しておけば、臨床検査技師の受験資格も与えられます。

また食品衛生管理者や水道技術管理者には試験を受けなくてもなることができます。登録販売者に関しては実地試験が免除され、弁理士においては選択科目が免除されます。労働衛生コンサルタントは5年以上の実務経験があれば受験することができ、衛生管理者は申請するだけで取得することができます。