2019年04月29日

バイトで働く時の扶養の控除とその条件

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薬剤師の仕事を探している方々は、共働きを検討しています。それでアルバイトを探す時に、扶養控除を意識している方々も少なくありません。1年間に稼いだ収入によっては、ご主人の扶養に入れなくなる可能性もあるからです。

配偶者の扶養に入る2つのメリット

多くの女性の方々は、ご主人の扶養に入っています。扶養に入る事により、社会保険などに入る事ができるからです。例えばサラリーマンのご主人が社会保険に加入しているなら、扶養に入っている配偶者も保険に加入できる訳です。

また扶養の控除には税金に関するメリットもあります。そもそもお金を稼いだ時は、本来は所得税などを支払う必要があります。ところが扶養に入っている状態なら、その税金を納める必要はなくなります。その都合上、養っているご主人としても負担額を減らせる事も多いです。

つまり扶養には、社会保険と所得税という2つのメリットがあります。ただ扶養には条件があって、年間の収入は一定以下でなければなりません。一定以上の収入を稼いでしまいますと、扶養に入れなくなる事がありますから、注意が必要です。

年収が103万円を超えると扶養に入れない

例えばバイトの仕事で稼いで、1年間に得た収入総額は200万円でした。この場合は、配偶者の扶養に入れないケースが多いです。というのも扶養の控除には103万円以下という条件があります。

給与のみで収入を得ていた時は、103万円を超えていると扶養に入れなくなってしまう訳です。それで薬剤師という仕事は、時給は比較的高めになります。時給2000円以上の求人も多いですが、その仕事で稼げば年収103万円を超えてしまうケースもありますから、注意が必要です。

なお収入だけでなく、青色申告や年齢などの条件もあります。白色申告の専従者ですと、扶養に入れないケースもあります。

扶養の控除に関して相談する事も可能

扶養から抜けてしまいますと、配偶者の社会保険には加入できなくなり、所得税の支払い義務も生じてしまいます。ですから扶養に入りたい時は、そのバイトによる収入は調整する必要があります。ただ幸いにも、多くの薬局やドラッグストアでは扶養に配慮してくれます

勤務先に相談してみると、その数字を調整してくれる事も多いです。現に求人広告を見てみますと、扶養控除内で働けるとアピールしている薬局やドラッグストアも多いです。ですから扶養に入りたい方々は、控除に関して相談できる職場を探している事も多いです。