2018年10月17日

治療や健康に貢献できるやりがいのある仕事です

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薬剤師は薬などに関する知識や技能を持つ専門家です。命にかかわる責任重大な仕事で、治療や健康に貢献することができます。薬局や病院・クリニックなどに勤務し、処方箋に基づいて調剤などを行います。いろいろな職場を選択することができ、女性に人気のある職種です。

大学で学んでから国家試験を受けます

薬剤師になるため国家資格が必要で、6年制薬科大学や薬学部で学び国家試験に合格しなければいけません。国公立大学や私立大学がありますが、学費はかなり高額になります。

国公立大学薬学部は人気が高くかなり難易度が高いでしょう。大学の合格率といったデータを参考にすると入試の手助けになります。大学は1〜4年次で薬学などに関する知識を学んだり、4年次に全国共通試験の薬学共用試験を受験することが可能です。

試験に合格すると5年次に病院や薬局において実務実習が行われ、6年次は主に卒業研究に取り組みます。国家試験の準備を行い受験に臨むのです。国家試験に合格すると厚生労働省から免許交付を申請したり、名簿に登録されると業務を行うことができます。

いろいろな職場があるので選択できます

業務は職場によって異なり、薬局や病院、クリニックや医薬品関係企業などが多いです。薬局の場合は処方箋に基づいて薬を調合する調剤業務や、飲み方の説明やアドバイスを行う服薬指導などがあげられます。

薬の重複や飲み合わせからの副作用を防ぐため、アレルギーの有無を確認する薬歴管理や、医師に問い合わせる疑義照会などもあるでしょう。医薬品の在庫管理も行い、いろいろな業務をこなすことになります。一人ひとりとコミュニケーションを図りながら、体調の変化や副作用などを聞き取り記録するのも大事な仕事です。

ドラッグストアの場合は症状や希望などに合った「OTC医薬品」、いわゆる処方箋がなくても買える一般用医薬品を提案したり、販売などを行います。調剤薬局との違いは接客したりレジを打ったり、品出して棚卸するなどの業務があり、店舗の売り上げをアップするなどいろいろな工夫が必要です。

スキルアップすることができます

病院・診療所の場合、外来や入院患者などを対象とした調剤や服薬指導、薬歴管理や疑義照会などがあげられます。注射や点滴といった調剤や管理も行い、医療機関の特徴として医師や看護師といったスタッフと密接にコミュニケーションを図らなければいけません。

チームとして治療にあたるので連絡体制が重要になるでしょう。医薬品関連企業の場合、医薬品の研究や新薬の臨床試験、医師への医薬品の情報などの提供があげられるでしょう。さまざまなデータを管理したり、資料の作成を行います。

公務員として地域の研究所や麻薬取締官として勤務する人もいて、活躍の場はさまざまです。高齢化の進行によって老人介護施設だったり在宅医療に関わる人も増えています。漢方や生薬などのさまざまな認定や資格がたくさんあり、専門性を向上するため研修を受けて資格を取得し、それぞれの分野に特化した業務を行うことも可能です。