2017年03月06日

薬の知識をより幅広く使うことができる専門家

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医師は、それぞれで専門的な技術があり、治療に役立てています。薬を扱う専門家でも、それぞれで特別な技術を得て、これまで以上に医療に役立つ活動をしています。患者に対して、提案をしていくことができる人もいます。

■患者に対して適切な対策を提案できる人

薬剤師の仕事として、調剤が良く知られています。病院などで医師に処方箋をもらったとき、それを調剤薬局に持って行きます。そして、その処方箋に対応した薬を用意してもらいます。薬の飲み合わせなどがチェックできるため、2人の専門家でチェックすることができます。

この場合、あくまでも医師の処方箋が基本となっていました。新しい資格として、プライマリ・ケア認定薬剤師があり、患者に対して適切な対応の提案が可能になっています。

これまで患者は、病気になれば病院に行って医師に診察をしてもらったり、薬の処方をしてもらう必要がありました。これからは、薬局などで適切な対応を受けられる場合があります。

■医師や看護師などとの連携がしやすくなる

病院には、医療関係の専門家がたくさんいます。医師を筆頭として、看護師、リハビリを担当する専門家、レントゲンなどを扱う専門家などがいます。それらの人は、治療に必要な情報を交換しながら病気を治してくれます。

ただ、あくまでもそれぞれが独立した業務を行うので、他の業務の領域に踏み込むことができませんでした。薬剤師に新しい資格としてプライマリ・ケア認定薬剤師があります。他の医療の専門家との連携する能力が認められた人で、これまでの人よりもより医師や看護師などとの連携を強めることができます。

積極的に情報交換や提案をすることができるので、より良い治療を行うのに役立てられる可能性があります。

■予防医療に積極的に生かされる可能性

高齢化社会が進むと、より病院などの利用が進むとされています。医療機関には限度があるため、これからどんどん病院を利用する人が増えると対応できなくなる可能性があります。病気になる前の予防医療が必要とされていますが、なかなか進んでいない部分もあります。

薬剤師の新しい資格としてプライマリ・ケア認定薬剤師があり、予防医療を進めるうえで重要になってくるとされています。病院などよりも薬局の方が利用しやすいため、患者も相談しやすくなります。

早めの治療ができる可能性があります。薬局だけにとどまらず、もっと幅広い医療機関での活動を通じて、病気の予防を進める努力をしてもらうことができます。